「死ぬか!」って思った
60代前半  静岡県
2017/07/27 21:59
「死ぬか!」って思った
今日は、トライアスロン仲間に誘われて千本浜海水浴場の端に

ブイが4個浮かんでいるのを全て周回する(往復1200m)か

尋ねられたが、無理と答えた。以前沖合に平泳ぎで出たのは、いいが

中々帰って来れない経験をした。まだ若い30代前半の頃だった。

2番目のブイまで行って帰って来ようと誘いを易々と承諾した。

泳ぐ時間は、早朝6時半。まだ海水が冷たい。

私を指導してくれる方は、以前プールで同じ教室の先輩(年齢でも

先輩)。御年78才。

既に1200m 泳いで来られ、私が5分程集合時間に遅れたため

もう一度400mを付き合っていただいた。

私は腰にぶら下げる丈夫な風船をして、出発。

ここは、直ぐに急深になるので、ゴーグルから底を見ると今日は

透明度が高い。海底まで見える、でもきっと10m位はあるだろうな。

小さな小魚達が、群れで泳いでいる。よくテレビで見る海中撮影の

ような情景。でも始めから足がつかない状態で、何かこの深い

暗緑色の海底に引きずりこまれるような錯覚に陥る。

プールのようにレーンのロープがある訳でもない、目標物のNo.1ブイを

目指し、教室で習ったクロールで一生懸命沖に泳いで行く。しばらくして

泳ぎを止め、ブイを確認すると、私はブイより大分内側に向っていた。

修正をし、何とかNo.1ブイまで到着。伴走のTさんも冷や冷やもので

あろう。少し波のうねりもある。No.2ブイにも何とか辿り着く。

沖から見ると、海岸が遠くに見える。Tさんから海岸の堤防向うの

真正面の建物を目指して戻ろうと指示された。私は、帰りは風船に

何回か掴まり、少し体を休め、クロール、平泳ぎを駆使してやっと

足が海底に着く海岸線まで戻って来た。既に泳ぎ終えた仲間は、

いつものように勤めている会社等に出勤したであろう。

こちとらと境遇が違う。

この風船は、今日は借り物だったが、私も直ぐに購入しなくて

は、ならない。でも海に馴れていないので、No.1またはNo.2までの

往復練習が必要だと感じた。まだ仲間と一緒に泳がないと、恐怖感が

拭えない。まして、私は疲れたら、足のこむら返りが起きやすい。

今日も頭では分かっているんだけれど、焦って無駄に手足をバタバタ

してしまう。冷静・沈着な泳ぎが出来ていない。
コメントする

…━…━…━…

無料会員登録はコチラ

…━…━…━…