見せしめ
通称グルメ街道と呼ばれる東名高速道路取り付け道路と根方街道の交差点で
いつも黄色のキャップ帽を被って教官と、交通安全の旗を生徒達に持たせて
立ちんぼしている光景に時たま、遭遇した。
生徒達とは、何らかの理由で、交通違反を重ねて免許停止になった方々で
ある。免許停止期間を極力減らすため、講習を受け、試験を受けそれに
合格し、そして世間に対し交通事故防止の行為として、街頭に立ち
ドライバーに交通事故の注意喚起を行うという奉仕活動をさせられて
いるのである。
生徒達を横目で見ると、ざっと15人位、10人位は男性、残りは
女性。交通ルールを平気で破るような雰囲気がそれぞれの人物の
容貌、服装などから感じられる。
自分としても、こんな仲間には入りたくない。この道路は、沼津でも
メイン道路である関係上、地元の人間は勿論のこと、他県から来た
ドライバーにも顔をしっかり見られるのである。
道路を走っていても、交通ルールを守らない、ジグザグ運転、よそ見
運転、はみ出し運転、止まれを停まらないで徐行、或いは無視、
明らかなスピード超過など危険が一杯な道路である。
確かに交通事故での死亡者は最悪の昭和40年代の
10,000人台から大幅に減り3000人台までになった、
がしかし、死亡事故に至らない交通事故件数は、
一向に減少傾向に至らず、むしろ増加傾向。
女性の社会進出で、女性のドライバーも多い。
危険な目に遭わぬよう、危険予知の勘を働かせ
安全運転に努めたい。