墓参り
先週(16-18日)遠方の実家の墓参りに行って来た。
岡山県中国山地の南に位置する寒村にお墓がある。
きっと祖先は、貧乏百姓だったのであろう。墓も川原石を
単に並べたみすぼらしいものが、幾つも並べている。
父母が亡くなった祖父のために立てた墓石が、唯一であった。
お袋の実家は、ちゃんと墓石がその亡くなった人毎にあり
余りに嫁いだ私の家にびっくりして、私の父をして先祖の
供養をした。父母はお寺にある過去帳を元に3世代前まで
の墓石を建てた。
田舎では、死者は忌み嫌われるもので、部落の近くには
墓地はつくらない。大抵山の中、山の上とかにつくって
いる。うちの墓地も小高い山の頂上付近にある。
だから車も入らず、墓石も昔は人力でかつぎあげたという。
ちょうど私が墓参りに出掛けた時、天気も「二つ玉低気圧」
が日本を通過する時期で横殴りの時雨が降ったりして、
墓参には生憎の天気だった。
今年の2月に亡父の三回忌を終え、8か月ぶりの墓参であった。
広葉樹の葉っぱやら、すぎ、ヒノキの葉、そしてその実が
墓地に一杯積もっており、それらを除去することから始めた。
墓地は間口5m 奥行15mもあり、一人で落ち葉の撤去やら
墓石の磨き、花を活けたり、線香のお供えなどを終えると
はや6時間も経っていた。
しかし亡くなった親父を想い出しながら、先祖の供養を
させてもらえたことに感謝と活力をもらえたような気が
した。親父さん!また来年戻ってお参りしますからね。