UBER(ウーバー)自動運転車による事故
3月18日 夜 アメリカ合衆国アリゾナ州テンピにおいて UBER自動運転車
(運転管理者が運転席に着座)が前進中、自転車を押して道路を横断中の
女性をはねて死亡させた。UBER(ウーバー)はライドシェリングの大手。
横断していたのは、横断歩道のない場所であった。
そのUBER自動運転車に車載カメラの衝突前の映像および
衝突までの運転管理者の映像をテンピ警察が公開した。
UBER社は、公道で自動運転車による実証試験中であった。
その映像を見ると、所々に街路灯があり、UBER自動運転車が、かなりの
速度で走って行く。前照灯は遠くを照らしておらず、きっと近くを
照らしているように思える。突然暗闇から、ぶつかる自転車が
映し出される。距離にして5mもない。これでは、障害物を発見
して、緊急ブレーキをかけてもその自転車を押している女性を
はねてしまうだろう。ぶつかる寸前の運転管理者は、決して居眠りやら
よそ見はしておらず、ただ暗闇から突然幽霊の如く浮かび上がった
自転車を押す女性に目を見張った顔が映像に写っていた。何ら危険を
予期せず、またぶつかる寸前、何ら事故回避操作もしていなかった。
私の運転経験に照らすと、このような道路は、やはり前照灯は
「遠く」にして、運転する。この車の速度は、警察発表がないため
不明だが、私の見た感じでは、60キロは出ている感じがする。
UBER自動運転車の障害物センサーが、どんな種類がどれだけ
車に埋め込まれているか分からないが、何処に自動運転の盲点が
あったか徹底的な原因調査が望まれる。特別気象条件が悪い
状況であったとも思われない。それにしても偶々この事故に
遭遇されて死亡された女性が本当に気の毒である。