私の家の近くに桜並木がある。

ちょうど川の土手の上に桜（ソメイヨシノ）がおよそ１０ｍ間隔に

植わっている。その幹も直径３０ｃｍ以上はあるだろう。やっと満開

になったら、既に桜の花びらが、並木道にはらはらと落ちて来る。

開花から満開まで一週間かからず、一気に咲いた感じが、今年はする。

昨日その並木道を可憐な桜の花を見ながら、ゆっくり歩いたら

介護施設のデイケアの方々と介護士のグループとすれ違った。

道の広い場所にパイプいすを２０個ほど並べているし、軽い

飲み物類も持参しているようだ。ケアされている高齢者の方々に

とって、毎日と違う新鮮さ、或いは戸外に桜の花を愛でる喜びも

その顔から窺い知れる。

デイケアの高齢者の方は、杖をついたり、或いは車いすに乗って

ヘルパーさんに押してもらったり、中には満開の桜をバックに

写真を撮ってもらって、幸せそうなお婆さんも見えた。

いずれ私もこの方達同様、年を取って後期高齢者の仲間入りを

するだろう。でも自分の体は、自分で動かせるような状態で

いたい。何時までも足腰をしっかりしているよう、常日頃から

運動で鍛えておきたい。