伯耆大山弥山1709m登山日記
60代前半  静岡県
2020/05/30 20:56
伯耆大山弥山1709m登山日記
昨日29日早朝6時に坂になった大山の麓宿坊街を抜け奥の院から

登山が始まる。高度600m、頂上までの距離は3キロ。高低差は

1100m。

頂上まで堰堤やら森の中を潜り抜けて稜線に出ると、爽やかな

谷風が山の上方に向かって吹いてくる。大山の北壁は、

稜線の天辺まで激しくえぐられており、その崖を望み込むだけでも

胸に冷や汗が流れる思いがする。私の登山ルートは行者ルートと

呼ばれ、堰堤から森に入って稜線に出るコースであるが、一気に

稜線への高度を稼ぐため丸太の階段が、梯子状に見える。

国立公園ということもあり、案内標識も分かりやすいし、まず

登山道を間違えることもない。ただ丸太の階段が殆ど占めており

時々鉄線の階段が、ある感じである。その丸太の階段には

角の取れた砕石が、敷き詰められている。登りはこの砕石が、

気にはならなかったが、下りでは大いに私を苦しめた。

8合目半位から頂上付近には、木道が設置してあった。何でも

キャラ木と灌木の保護のためという。見た感じ、もみの木の

ミニチュア版。イチイの変種という。

お花畑が見当たらなかった。同じように木道を敷いてある尾瀬

の方が湿原であるため、水芭蕉を始めとして色々な植物を楽し

める。頂上近くの小屋が終点。三角点の石碑は、今崩落の危険が

あり、安全な場所に移し、そして木道を工事中。小屋から見渡せ

る360度のパノラマは、まるで自分が熱気球に乗って、地上を

眺めている錯覚さえ覚える。

或いは谷から上がってくる上昇気流にパラグライダーで空を泳いで

いる感じさえ覚えるくらいだった。頂上に着いたのは8時30分

およそ1、5時間で登り終えた。時速1、5キロ。

しばらく写真を取ったり、休息してから稜線伝いに夏山登山口に

下りルートを取った。登山靴を持って来ず、ズックで下りたが、足に

掛かる負担が大きかった。3合目辺りで丸太から滑って腰を打ち

手のひらが少し皮が破け血が出た。教訓としては、下りるときは

ズックの時は、慎重に足を地面に置くようにすること。さもないと

滑って怪我をする恐れがある。頭を打ったり、尖った石の先で

体の表面を深くえぐらなくて幸運だった。下りたのは10時半。

下りに2、5時間掛かった。少しアクシデントはあったが、

無事下山出来たので良しとしよう。

標準の所要時間は、登り3時間 下り3時間の設定になっていた。

以上
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