夫婦という憧憬
梅雨の入りしてからまだ数日しか経っていないが
今日の鈍色の雲から突然の篠突く雨。
図書館から借りてきた重松 清さんの定年ゴジラという
本を読んで見た。上梓したのがバブル崩壊後の1997年。
都心から60キロ程度郊外の分譲地くぬぎ台でのサラリーマン
リタイヤした初老達5人の物語。
その中で、夫婦のことを書いている下りがある。
「長年連れ添った夫婦が一心同体になるというのは嘘だ。
夫婦は、長い年月をともにすることで、自分たちが
一人と一人だということを素直に受け入れられるように
なる。」
前半の部分は、もうこの年になると一心同体というのは、まやかし、
偶像とすんなり納得できるが、後半部分はまだ自分の気持ちとして
承服できなく、ひょっとしたらそのような感じになるのかなと
思いを巡らす。
但し結婚しようが、そうでなかろうが自分の人生、人様に迷惑
かけないよう最期まで自分で舵取り出来れば御の字としよう。
コメント
2020/06/20 10:14
1. ほお、深いです。 *\(๑• ₃ •๑)*
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