ネットカフェ難民
昨日 テレビ朝日で若い女性21歳のネットカフェ難民を紹介していた。
新宿の繁華街にあるネットカフェ(1泊2400円)で1畳半の個室を貸して
もらえる。その子はすぐ近くの風俗で働いている。実家は新宿より電車で
50分位の所にある。家族(両親と妹)と上手くやっていけなく、家を出
たという。家を出る前19才の時妊娠をし、男に認知を求めたが、
拒否をされた。両親にも報告したが、本人は産み育てる気持ちもあった
が、両親の猛烈な反対がありやむなく中絶。中絶したのが、妊娠4か月を
過ぎており、死産と戸籍に記載されるという。家族でも他人という表現が
その子からあった。家族の愛情が薄い親子かも知れない。世間でも
こういう親子、家族の絆、家族愛が薄い家も決して少なくはないと
思う。
その娘は栄養のバランスを考慮した食事をしておらず、夕食に
お菓子一切れとか。
それを見かねて取材ディレクターが、食事に誘って食べさせるシーン
もあった。彼女は、この生活が自分に合ったいると言った。
社会の底辺で暮らしている女性の生活の一部を垣間見た気がする。
このネットカフェの長期宿泊者(1月分の宿泊料金を予め支払う)は
半分くらいいるという。個室があってインタネットできるパソコンが
常備している。共有スペースに飲み物の出るサーバーが置いてある。
日本で高所得層、中間層、低所得層と分けると、所得格差の増大で、
中間層の減少、低所得層の増大が起きている。
グローバル化の波、15年間も、いや今もデフレから
完全に脱却できない日本の経済、非正規労働者の拡大。
それらのしわ寄せを被っているのが、今の若い人たち。