紅葉台への訪れ
紅葉台 山梨鳴沢村にある見晴らしのいい場所という昔の記憶が
あった。会社に入社したてのG/Wに仲の良い3,4人で東海自然歩道を
河口湖方面から稜線伝いに紅葉台に行った記憶がある。山々が青々として
眼下に見える河口湖、西湖の湖面が光に乱反射してまるで「青い山脈」を
彷彿するような景色だった。
今年は、紅葉狩りに出掛けていなかったので、まだ紅葉台で紅葉が見える
かと期待して行ったが、とっくに紅葉は終わっていた。冬枯れの立木が
寂しげに谷から吹き上げる風に幹、小枝を揺らしていた。
今は、どうも紅葉台まで車で行けるようだ。私は、今回はバイクで来たので
麓において徒歩で、舗装がされていない林道を歩いて上がった。
紅葉台には、徒歩で30分くらいで着いた。
レストハウスと駐車場があった。レストハウスには、管理人が1人いた。
昔は、レストハウスなどなく、確か紅葉台を示す表示看板があっただけ。
その看板は、確かに残っていたが、錆びて何と書いてあるか不鮮明で
あった。紅葉台 高度1165m、富士山を南の真正面に見て、背面に
西湖を眼下に収める好位置。当日も風はそこそこあったが、富士山は
雲に邪魔されず全体の山容を眺めることが出来たし、青木ヶ原樹海も
しっかり見渡せた、西の方向に目を転じれば、富士五湖の精進湖も
はっきり確認できた。何十年振りの訪れであったが、自然の変化は
微塵も感じなかった。人間世界の変化に比べれば、自然の変化は
悠然としている。
ちなみにこの鳴沢村には、確か安倍首相の別荘がある。
そしてゴルフ場もあり、安倍首相が良くここにきて
リフレッシュしているのを新聞、TVニュースで
見聞きしている。
また新緑の芽吹く頃、新入社員の頃に来たと同じ道を
辿って見たい。