離婚のトレンド(1970年~2010年、司法統計年報より)
60代前半  静岡県
2017/01/06 17:30
離婚のトレンド(1970年~2010年、司法統計年報より)
夫婦がどのような要因で離婚したかの推移を

調べた内容が、「夫婦格差社会」という本に

掲載されていた。

1970年から2010年までの10年間のスパンで

裁判所で離婚申立てした動機の主なもの3つまで

挙げてもらったものの申し立て総数に占める割合を

グラフ化したものである。

それによると

1970年(昭和45年)に比べて比率の上昇が

目立つ項目(原因)は

1.性格が合わない(男 52%->60% 女 31%->39%)
  
特に男性側の申し立てに多い。

2.精神的に虐待する(男 8%->14%  女 15%->25%)

3.性的不満(男 6%->12% 女 3%->10%)

逆に低下しているのは

4.異性関係(男 25%->18% 女 37%->24%)

5.同居に応じない(男 23%->9% 女 9%->2%)

男性・女性別にみると

上記で述べたように

男性は 「性格が合わない」が圧倒的である。

女性は、それに加えて「暴力をふるう」

「生活費を渡さない」などが目立つ。

2010年データでそれぞれ29%、25%であった。

恋愛をして「性格が合う」とからと結婚した者同士が

「性格が合わない」として離婚していく理由には

相手(男性であれば女性)のことを良く知らないで

結婚して見て初めて相手の欠点、短所が認識されること

である。よく言われるように恋愛している時には、いい面

ばかり相手にパフォーマンスして、いざ結婚して生活を

共にし始めると、相手に「アラ」が目につくようになる。

所謂、相手に「裏切られた」と感じる内容である。

既婚した経験者は、誰もが経験する内容である。

私が、このデータを見て、女性の性に対する不満が

ハッキリと数字に表れたのには、驚いた。

やはり性に対する相性があり、結婚前にしっかり

確認する必要がある。また結婚生活維持中にも

性に対する気持ちが変化していくので、それに

対しても夫婦がしっかり向き合う必要があると

思う。

2002年の離婚件数約290,000件をピークに

離婚件数は漸減(H28年 217,000件推定値)して

いるが、H28年婚姻件数(621,000推定値)に比して

35%という高率で推移している。

以上
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