ユダヤの笑い話
ポラックとポッパーが、一緒に昼食をとった。
二人とも仔牛のカツレツを注文した。
ボーイが一つの皿に、大きなカツと小さなカツをのせてきた。
「取って下さい」と、ポッパーがすすめた。
「お先にどうぞ」とポラックが言った。
ながいことゆずりあったあげく、ポッパーが先に取ることになり、
大きなほうのカツレツを自分の皿に取った。当然ポラックは
小さいほうを食べた。
食べ終わるとポラックは、腹にすえかねたように言った。
「はっきり言って、ポッパーさん、私がもし先に取ると
したら、小さい方にしたでしょうね」
ポッパーは、わけがわからないというように、ポラックの
顔を見つめた。
「じゃ、なぜ文句をいうんです。あなたはお望み通り、小さい
ほうを取ったわけじゃありませんか?」
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生きるヒント「一日一話」より
この笑い話は、「自分が可愛い」と「ゆずるモラル」との絡み合い
の機微を描いたもの。
コメント
2017/01/11 23:43
2. >>1 なお!さん
コメントありがとうございます。
貴方の意見、そうかも知れませんね。でもヒトラーはゲルマン民族至上主義を
鼓舞した。
返コメ
2017/01/10 1:12
1. このあたりの機微が昔のドイツではモラルに欠ける厚かましい成功者達と映ったんでしょうな…(´・ω・`)
返コメ