ある母親の娘自慢
娘の相手は申し分ない婿でしてね、娘を朝遅くまで
寝かしておいてくれますし、美容院には毎日欠かさず
行かせた上に、料理までさえさせようとしませんの。
毎晩レストランへ行こうというのですよ」
「それはそれは」と隣の奥さんが言います。
「ところで、あなたの息子さんはどんな女の方と
ご一緒ですの?」
たちまち母親のぼやきが始まります。
「息子の嫁は、なまけ者でしてね。朝は遅くまで
起きようとしませんし、毎日美容院へ出かけるわ、
その上料理もしようという気もないのですよ。
だから息子は三度三度外食をしなければなりませ
んの」
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ジョークのたのしみ 松田道弘 より
上のジョークは「解釈の二重性」をジョークに
応用した題材です。