千葉大医学部の学生、及び医師4人全てが準強姦罪で有罪が確定した。

またTBS元ワシントン支局長の山口敬之氏にレイプされたと主張する

詩織さん(28才）が山口氏が不起訴になったことを受け、検察審査会に

不服申立をしたという記者会見が今日（29日）行われた。

その記事を読んで、被害者の詩織さんが、顏を隠さず、記者会見している

写真を見た。美人で、聡明な顔立ちをした詩織さん。元TBSの大物とはいえ

歴然とした証拠があるのに、嫌疑不十分ということで不起訴になったことに

性暴力に対する法の限界を痛感したものと思う。だからこそ、顏を見せて

自分を凌辱したTBSの大物に対し、正しいさばきをしてもらいたい気持ちが

一杯であろう。

性暴力被害者支援センターの”すてっぷぐんま”と群馬県は映画

「明日、また、会える」（24分）を製作した。これも性暴力にあった

女性が立ち直ろうとするストーリー。

政府の調査によると、女性約15人に1人が異性から無理矢理乱暴された

経験があるが、そのうち警察に連絡・相談した人は約4%にとどまり

70%の人が「誰にも相談しなかった」という。

私も性暴力を起こす男性の一人だが、とても酷いことをするものだと

思う。自分の性欲のため、或いはその相手を納得させるのでなく、

強制的に自分の支配下に置くため或いは征服するため、そのような

安易な方法で性暴力を振舞う。

自分の力を相手の女性に誇示したいがために、女性の人格、人権、

尊厳をずたずたにしてしまう。千葉医大生、医師の事件は、その

最たるものである。

幾ら女性が綺麗で、小賢しくても、相手の人間性を否定するような

ことは、やってはいけない。

その女性と距離を置くべきである。

また頭で性暴力は刑法に触れると分かっていても、女性がきっと

言わないで女性自身で解決してくれるだろうという甘い、ずるい考えが

男性側にある。

今期の国会で性犯罪の罰則厳重処罰の法案が審議されるかどうか

テロの法案の審議のため、微妙な状況である。

「してやったり」とやり得にならないためにも、この法案の早期

審議、成立を望む。これからの健全な社会を望むためにも。