強風のいたずら
今日は、6月2日、日本特有の梅雨に入る前の爽やかな青空、そして
乾燥した清々しさ。でも全国的に10m/秒を越える強風が終日吹いた。
私の住んでいる地域でも、自転車を漕いでも、なかなか進まない南西の
疾風であった。午前中のプールの練習を終え、家に帰る道中、自転車
通学の女子高校生と出遭った。きっと中間テストの帰りだろう。
相手は2人、ちゃんと縦列走行して
私の方向に向かって来る。たまたま風が強く吹き、二人の女性の
丈の長いスカートがめくれて、足の大腿部まで見えてしまった。
どちらもすらりとした白魚のような肢体で、最後の砦である
パンツの形状、色も私の目に飛び込んで来た。一瞬の強風の
いたずらである。私は、サングラスをかけており、
二人のその後の状況を観察することなくそのまま行き違った。
私の娘なんか、そんなハプニングを防ぐため、パンツの上に
短パンみたいなものを穿いていると聞いたことがある。
今も女子高校生の「しまった、恥ずかしい」という当惑の情景が、
浮かび上がって来る。
でも若いって、それだけで瑞々しい皮膚、はち切れそうな肉体が
目に浮かぶ。羨望、垂涎の的である。