夫婦の会話
旅先のホテルでエレベータホール前で夫婦の会話を
偶々聞くことがある。
1.ご高齢(旦那様 80代前半、奥様70代後半位)の夫妻
奥さまは、杖をついていて、歩行にも不自由な様子。
でも旦那様は、体は細いが、かくしゃくとして元気。
朝の朝食を取るため、エレベータホールへの通路にて
「早くしろ」
「だって、あなた・・・」
奥様は、私が現れたのに気兼ねして、言葉を濁す。
旦那は、凄い剣幕で奥さまをけしかけている。
元来亭主関白で、短気そうなおじいさん。
一方奥さまは、色白で、柔和な顔つきで旦那に
従順にかしずくタイプ。
これが夫婦の成れの果てかと思うと、ちょっと悲しい気にもなる。
労りの気持ちを持って、あと先短い人生の時間を穏やかに
過ごせれば、どんなに幸せか?
それともこの想像は、あまりにも世間のことを知らない甘ちゃん的な
考えなのだろうか。