前夜、
道頓堀の
引っかけ橋は
思いの外賑わっていた。

でもその殆どが
外国人観光客ばかりで

コスプレイヤーは
あたかも超少数民族で
橋を埋め尽くす人達の隙間に

ポツポツと咲いてる感じでした。

レイコは
紫のウィッグと
お気にのアニメキャラになって

自分の姿にトキメキながら
人混みをかきわけました。

ﾕｰﾎｰｷｬｯﾁｬｰでゲットした
魔法のスティックから
こまかいシャボン玉を撒き散らして

いつもと違う世界を
楽しんでいるようでした。

僕は？

真っ黒のパーカーに
フードを被ったままで
夜だというのに見えにくいグラサンで
ちょい悪系親父ぽくダラダラ歩きました。

これも渋谷くらいコスプレヤー満開なら
さほどは目立たないのでしょうが
すれ違う人が目の端にとらえて
見て見ぬふりをしているのが

笑えました。(^^)

いやあ～それにしても
前夜なせいなのか
コスプレイヤーは
きわめて少数民族なので
むしろ恥ずかしさが先にたって
盛り上がれず不発気味でした。

レイコ
「前は休日絡みだったから
　引っかけ橋ですら飛び込む人も
　いたのになぁ～(´・ω・`)」

彦
「外国人観光客ばっかだね～」

レイコ
「サブカルちゃんのコスプレは
　マニアックすぎたかなぁ～
　ぶつぶつぶつ、、、」

レイコは
恥ずかしさを紛らわせるために
酎ハイをのんでがっくり

仕方ないので
ラブホでコスプレプレーして
元気付けしました～(^^)

（結構燃えました）

そしてハロウィン当日
10月31日も行くこと
になりました。


、、、、




前夜で滑ったレイコ
今度は一般うけしそうな

ロリータ風コスプレで
きめてきました。

（お前、どんだけウィッグと
　衣裳をもってるんや～(^^)）

でも前夜よりは
連れて歩きやすい。


レイコ
「彦ちゃん
　きょうはアメ村で買った
　真っ赤なパーカー着て～」

彦
「お？お～、わかた」

（これって
　変態親父とロリータって
　コスプレやんか～
　ま、いっか）

道頓堀に近づくなり
コスプレイヤーの数が
どんどん増えていく

レイコ
「うゎ～いいね！」

彦
「さすが本番や、
　きょうはお酒いらんね」

レイコ
「テンション上がってきた」

引っかけ橋は
コスプレイヤーと
外国人観光客と野次馬で
身動きがとれないくらいに
超過密地帯になりました。

（手をはなしたらはぐれる）

所々で
写真会が
はじまりました。

レイコの好きな
［鬼滅の刃］のねづこも居ます、
ゾンビやスパイダーマンやら

なんの変哲もない
ロリータ風のレイコが
なぜか観光客に人気になって

なんども写真を
申し込まれてました。

レイコ
「誰か、道頓堀川に
　とびこまないかなぁ～」
彦
「お前が飛び込めば～」

レイコ
「死んでもいや～」

橋を渡りきるまで
相当の時間がかかりました。

僕はそもそも
人混みがだいっ嫌いだったのに
レイコのせいで変節しました。

（バカ楽しい）

興奮冷めやらぬレイコ
「［水曜日のアリス］に寄ってから
　1500円のバッグ買って
　アメ村の三角公園に行こっ！」

（おっ、お～わかたー）

もはや
レイコのペースです。

ロリータに振り回される
優しいおじさん風～(^^)

三角公園では
ペットボトルを腹に巻いた男を
殴る蹴るのパホーマンスで
大騒ぎしてました。

そこでレイコも
蹴りを２発入れさせてもらって
もう大満足でした。



帰りに寄った
倉敷コーヒーで

レイコ
「わたし滅茶幸せやった。
　こんな日が一年に一度やなくて、
　もっとあればいいのに～」

彦
「そ、そっか～」
（一度でいいと思うけど




彦甚尽～(´・ω・`)ﾁｮｲﾂｶ