今年暮れに自動車免許の更新です。
で、アレがついに来ちゃいました。

高齢者講習　

なにせ初めてな事なので
戦々恐々でした。

たしかに
動体視力や夜間視力が
落ちきてるなぁ～って
自分でもわかります。

ですからそれなりに
スピードはかなり控え目に
安全確認は慎重にしています。

それでも世間には
そんな事お構いなしで
ましてや気づいてさえいないお年寄りや
年齢男女に関わらず
そもそも未熟なドライバーなんて
街を走ればわんさか居ます。

そんな中
高齢者講習もありかなぁ～って
思いつつ受講しました。

実際に受けてみて思うのですが、
アレって
随分なご老人でかなり危なっかしいひとでも
平気なんですね。

有り体に言って
お墨付きを6500円で売ってるみたいな。

本当に危険運転を防止するなら
しっかり点数制にして
合格ラインを定めるのでなければ

ザルです。
ただ漏れのザルです。

自分がまだ実践バリバリで
仕事で走り回ってるから言ってるのではなく
もしそこで
落とされるようなら潔く免許返納します。

そもそも
老人の不適格運転って
飲酒運転や若者の無謀運転とか
未熟技能による事故件数からして
それほど突出してないと思います。

自分のしでかした事に責任を取らないで
逃げるような人が多くなって規制が強くなる。

それは致し方ありませんけど。

今のご時世
老人の事故となると
マスコミも世間も
ことさらに騒ぎ立てる風潮が
あるように思います。

お話を高齢者講習に戻します。

今回の講習は筆記とかは無くて
視力聴力と反応検査と
実地運転の2コースがありました。


ぼくの場合は
視力はokで動体視力もok、
視界範囲も左右170°で問題なしでした。

だだ夜間視力がやや低めでしたけど
平均値ないには有りました。

認知テストは
75歳以下なのでなかったです。

さてそれで
いよいよ実地運転です。

2人ずつの乗り合いで
教員が同乗して教習所内のコースを走りました。

先に71歳のお爺さんが運転席へ、、、
教員に言われるままに発進しました。

教員
「あっ！ちょっと方向指示器だしてくださいね。」

右車線に出ました。

そこから恐怖体験が始まるとは
思いもよりませんでした。

いきなり加速して
前走の車がクローズアップして
こんどはいきなりブレーキを効かして
体がすこし前のめりになりました。

煽り運転間近～

多分緊張しておられたんでしょね。

そう思っていたら
コーナーに差し掛かったところで
またアクセルを踏み込まれました。

「えっ？　あ～あ～！」

まるでメリーゴーランドでした。
遠心力ハンパない。
多分そういう癖がえ？でしょうね。

教員
「------」

なんだか車酔いで
むねがモヤモヤして来ました。

教員
「あ～そこの角で右折してください。」

お爺さんはずっと沈黙のままで
ハンドルをしっかり両手で握りしめてはりました。

コーナーを曲がり切ろうとした瞬間
右側後輪が路肩に乗り上げた。

教員「--------」

多分狭い路地に右折させられて
ちょっと力が入りすぎたんでしょうね。

実地運転もそろそろ大詰めになり

教員
「あの直線で時速30キロまで
　スピードを上げてください。」

お爺さん
「。。。。！」

教員
「いや、まだです。あの直線から。。。」

て言うかこれは
コーナーで加速してるだけで癖で

そのまま直線に入ってさらに加速してる。

怖わ

またまえの車に接近して

教員
「あっ！もういいですよ^_^」

そしてようやくコースを何周かして
もとの位置に戻れました。

よけいなお世話ですが
この人は車にのったらあかんとおもいました。

そして、、、

高齢者講習を受けた人はみんな
めでたく修了証を貰って帰られました。

おなじ6500円を徴収するなら
もっと有意義な事に使ってもらいたいと
思いました。