[メモ][ペン]実録4:(9話)ふりかえれば割りかも[1][2][3][4]
50代半ば  大阪府
2011/06/28 17:31
[メモ][ペン]実録4:(9話)ふりかえれば割りかも[1][2][3][4]
リーマン・ショック(Lehman Shock)、
2008年(平成20年)
9月に米国の投資銀行で あるリーマン・ブラザーズが破綻したことを、
これが世界的な金融危機の引き金となった ことに照らして呼ぶ表現。


[1]
あの当時リーマンのおかげで、

4000万円からのキャンセルをくらって・・・

エロ男はかなり落ち込んでいた。

そしてもちろん殆ど
みんながそうであるように・・・

エロ男の会社もどんどんくいひしがれていくのであった。

9割方きまっていた仕事がキャンセルになって、
なにもかも一変した。

とにかく待てど暮らせど
まとまったしごとがなかったのだ。

資金調達
縮小
立て直し・・・

従業員をゼロにすることも出来ず・・・
かといって撤退も出来ない。

エロ男には
これまでに何百台と作ってきた
機械にたいする責任感のようなものがあったのだ。

(ばっかじゃない?それどこやないのに。。。)

最初の1年ほどは、
ユーザーも苦しいなかから仕事を捻出してくれていた。

でもさすがにそれすらもきびしく。。。

廃業するところや、
リストラするところが後をたたない。

エロ男もできるかぎりのこってくれている従業員に仕事をつくって、

安心させようとがんばっていた。



*********



エロ男がコッチャにであったのは、

そんななやましく時間をつぶしていた折だった。

ある意味エロ男は
あほでくったくのないコッチャに
癒やされていた。

ひょっとしたら。。。
そんなエロ男の半ば捨て身な?
うつろな心の蹉跌(さてつ)に
コッチャが共鳴してくれていたのかもしれない。

バスルーム

シャワーのお音も消え・・・
カランのお音も止まり・・・
ジャグジーを止めると・・・

急にあせりだすような静けさが・・・
二人をおそった。

・・・・・・つづく

[2]
バスタブの端っこで膝をかかえて
下を向いていた。

エロ男はそんなコッチャの横顔を見つめながら・・・

コッチャの眠るような静まりかえった息づかいをきいていた。

どしたんだろう?
急に。・・・

エロ男はおそるおそる足を伸ばしていって、
コッチャの太股に潜り込ませた。

つい今し方まで・・・・
あんなに騒いでいたのに。

騒がしいパーラー
ザザふる雨
行き交う車の喧騒
シャワーが波打つ音
そして
ジャグジーのゆさぶるようなざわめきに・・・

すべてが制止して、
湯船のなかで黄色やピンクのライトが点滅していた。

コッチャが手のひらで頂点に膨らんだバブルをかき消し始めた。

エロ男が頭の中で
(なにしとんや?)
とつぶやいたのが聞こえたのか?
コッチャが言った
「泡・・・消してんねん。
ほらな、どんどんきえていくやろ。
あははは。」

エロ男が黙って手を伸ばすと・・・
コッチャは背中をエロ男に向けて
もたれかかった。

なんかもう・・・
敢えてこれ以上セツクスなんてしなくてもいいのかなぁーって感じさえするのであった。

エロ男がコッチャをさらに自分の胸に引き寄せて、
耳元でささやいた。

「お前、こういう所へよく来るんか?」

コッチャ
「お前もか?」
そのまま聞き返されてしまった。

エロ男はありのままを言った。
すこし前までは女友達が数人いたこと
不景気でいまはそれどころじゃないこと
女房も子供もいること

洗いざらい。

コッチャはそれらを聴きながら・・・
ひたすら泡をお湯の中にけしこんでいるのだった。

・・・・・つづく

[3]
水かきをしていたコッチャの手がとまった。

泡はもうほとんどなくなっている。

コッチャが
「よっしゃ!泡消えたぁ」

と・・・いうなりザザーッとエロ男を踏み台にして立ち上がった。

すると・・・コッチャの小さなおしりが調度エロ男の目の真前につきささるようにみえた。

エロ男は見た。

かすかな妊娠線の跡。

コッチャが一歩ユブネから踏み出した。

エロ男は見た。

21歳にしては
普通はあまり見かけないくらいに、
手入れもせずに
みごとにーボーボーだった。

不思議だった。

エロ男がただ見ているだけなのに・・・?

まるでエロ男の心の中を見透かしているかのように、

コッチャはコトバをたしていった。

「20の時堕ろしてん」
「めんどうくさいのんうっざいねん。」

おれ、何も言うてへんがな。

「はよ、ベッドいこっ!」

エロ男はバブルをまとったまま拭きもせずに、

コッチャに引き寄せられるように

付き従っていってしまったのでありました。

どっちが年上かわからない。

・・・・><;

ラブホの石のフロアーがビチャビチャや。

掛け布団で体を拭いて・・・ムチャクチャ

おきまりで、

コッチャが照明を落とした。

ゆだってスッポンポンのエロ男と

バスタオルを巻き付けたままのコッチャが

ならんで天井を仰ぎ見た。

・・・・

「ここ。元彼とよう来てん。」
今度はコッチャが先に口を開いた。

エロ男は
むしろしっとりとしたコッチャの語(かた)り口に、
息をのんでききいるのでありました。




・・・・つづく


;[4]
「うちも人並みにがんばりーましたぁ~。」

17歳で中退してから、
キャバクラでしにものぐるいで働いた?

その言いぐさを聞いた
エロ男がごまかしなしでつっこみました。

「お前まだ21歳やろうが?
どんだけがんばったっちゅうねんな。
あほか?」

コンだけ言うたら、もうエッチはないな。ははは

ティンももうおねんねやし、
お風呂も入ったし、
おもろかったやん。

・・・・バシッ[ドンッ][!!]
うっ[ふらふら][あせあせ(飛び散る汗)]

コッチャが左の手のひらを・・・
エロ男の顔面の真上から・・・っ[あせあせ(飛び散る汗)]直角に落としよりました。

いっ痛ぁぁっ[ドンッ][手(パー)][あせあせ(飛び散る汗)]

手の重みでエロ男の鼻がつぶれそうになった。

エロ男は痛いというよりは予期できないコッチャのリアクションに驚いていた。

「な?なにすんのよ?
お前なぁーーー?」

それでもここ一番手を抜かないやっちゃ。

「お前とかいうな[むかっ(怒り)]

コッチャが盾肘をあてて、エロ男を見下ろすように言った。
「あのね。夜職いうのんはぁ・・・
あ・ま・い・もんやな・い・んですぅっ。」

(なんやねんこの迫力は?)

(さっきまでのあほコッチャと違う。)

「寝る間も無く客の管理しながら。。。
営業と同伴、お店で客を型にはめやなあかんねんで。

先輩のポチャねえが、

うちのことこき使いながら
仕込んでくれたから・・・・

1ヵ月に軽く80万はかせげたでぇ。

そのかわりうちもボロボロになってもてん。」

エロ男
「・・・・・・・
お前・・・ちゃんとしゃべれるやんか。」

コッチャ
「なんでやねん。おもろいがな。」

エロ男
「どんなんや。」[うれしい顔][わーい(嬉しい顔)]




なんか喋ってたら・・・・
お泊まりしたくなってきたぁーーー。



・・・・つづく
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コメント

50代半ば  大阪府

2011/06/28 23:49

6. >SHINOBU[りんご][ぴかぴか(新しい)]ヾ(≧∇≦)〃さん

こんばんわ。

・・・[涙]理香ちん[バッド(下向き矢印)][もうやだ~(悲しい顔)]

どしてもたんやろうね。[涙]

50代半ば  大阪府

2011/06/28 23:47

5. >◆ぶらびっち◆さん

そやろか?

写メにちかいとおもうけど・・・?

ちゃうか?[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

50代半ば  大阪府

2011/06/28 23:45

4. >良次さん

おねたま日記

おもろいで。

新しいジャンルや[手(パー)]

30代前半  香川県

2011/06/28 23:01

3. こんばんちきち~た[るんるん](笑)

メッチャ[本]長い(笑)[ふらふら][ひよこ][あせあせ(飛び散る汗)][鉛筆]頑張ってますナ~[グッド(上向き矢印)](^o^)v

夏バテ[台風]気をつけてp(^^)q

50代半ば  鳥取県

2011/06/28 19:36

2. 段々とアバターが現実から離れていっとるでぇ、しかし[猫2]

40代半ば  愛知県

2011/06/28 17:51

1. あーええわ
楽しく読んでる
また書いておいてね…

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