それは間違いなく明美の足音だった。
どたっどたっ
そしてそのあと・・・
片手にぶらさげているハイヒールをコンコロコーンと古びたドアの横に転がす。
ドアのノブを必要以上にがちゃがちゃ音をたてて開ける。
明美は酔うと可成りがさつだったのだ。
。。。。?
えっ????でも?・・・
その夜は少し違っていた。
音がしない??
すぐそこに、
ドアのすぐ前に居るはずなのに・・・
不気味に静かだった。
何で?
僕はもとより飼い主を待ちわびる子犬のようで、
明美の帰りを待ちわびていたのだ。
ましてつい今し方まで
明美の日記を盗み読みしていた。・・・
おまけになさけなくも半分ベソかいていたわけで・・・ ><;
(みっともない)
厭なイメージしか頭をよぎらなかったのだ。
不安だった。
どうしたの?
明美?
バイトのスナツクで・・・
なんかあった?
まさか?
酔っぱらってドアの前で寝てしもたんか?
でも僕はいつものように、
明美が寝てしまうまでは・・・
寝たふりをしなくてはいけない。
僕はその当時は
酔っぱらっている女性は触ってはいけない???
などと思いこんでいたのだった。
(ばかでしょでもかわいいかも)
僕は掛け布団をはいで上げた片足を・・・
あわてて布団の中にもどした。
ドアが静かに開く気配がしたのだ。
僕は心臓がパクパクして・・・
汗ばむくらいに布団をかぶってしまっていた。
なんなんや?
この異様なムードは・・・まいった。
やはりいつもの明美でない。
まずパンツ一丁にならない。
ハンドバッグをこたつのうえに放り投げない。
じゃなくて、、、
しんみりとコタツの前に座りこんでしまったのだった。
なんで?
僕はこんなにこそこそしないといけないんや?
臆病でバカだから?
確かにこわかった。
明美がどかっ
と破裂しそうで・・・
だって静かすぎるもん。
僕はいつしか明美の背中を見つめていた。
震えているみたいだ。
か細い肩がとがっている。
そして・・・
不思議なことに僕のパクパクがいつの間にか止まっていた。
どったの?
明美?
・・・・つづく
コメント
2011/07/04 22:21
9. >彦さん
うんてきとーだよ(笑)
別にランクインにこだわりはない
ただたまにプレもしないとね(笑)
日頃のお礼って感じかな(笑)
返コメ
2011/07/04 22:05
8. >うさぎ(人気無いと削除します)さん
パクリのパクリ
返コメ
2011/07/04 22:04
7. >みやびさん
(´□`)およおよ
返コメ
2011/07/04 22:03
6. >Ψ毅夜羅Ψさん
エロイムリ?
拍手もエロイも
もうてきとうで良いじゃん。
どうしても無理してまうもんね。
返コメ
2011/07/04 21:59
5. >うさぎさん
(´□`)/よんよん
返コメ
2011/07/04 20:22
4. >みやびさん
↑↑、うまい、パクリ
返コメ
2011/07/04 19:32
3. (´□`)うんうん
返コメ
2011/07/04 18:57
2. こんばんは
右に一票(笑)
続き楽しみにしてます
返コメ
2011/07/04 18:38
1. (´□`)うんうん
返コメ