ぼくがちょっと目を離した隙に?
(犬の散歩みたい。)
クロッキは暴走していた。
僕はまじ生唾を飲み込んだ。
なぜなら、クロッキが突進しているその先には・・・
あれはきっと、
モデルとかダンサーとか、
そんな感じ・・・><;
・・・近寄りがたい程の超美形なお姉さん達だった。
(ひょっとしたらクロッキの奴イノシシなみに目が悪いから・・・
よう見えてないんやろか?)。
それともあいつはやっぱちょっとちやうんかなぁーーー?
と・と・とんでもない奴やぁ~。
3人連れ立って歩いている真ん中の金髪レディにむかって・・・
手のひら上げてハーイのポーズしよった。
さすがに僕の目にはクロッキがなんかすっごい男にみえてしまっていた。
当然キザ男もこの瞬間を見逃していなかった。
もちろん先輩達も・・・
Eグループが総注目であった。
実をいうと僕の足も凍結していた。
・・・・(どないしょ?)
ところが・・・
クロッキがハーイのポーズをとってぶつかりそうな瞬間・・・
お姉さん達はサット二つに分かれて・・・
あたかもクロッキが透明人間にでもなったようにやりすごしたのだ。
・・・へ?
そして、透明人間の次は・・・
手をあげたまま石像になってしまっていた。
Eグループ即解凍。
(な~んや。やっぱりな。びっくりさすなや。・・・)
一杯声がきこえてきそうであった。
いつまでたってもクロッキが動かない、
僕は心配になって・・・駆け寄った。
すると、クロッキはくちごもるように、
「ハゥゥ ドゥウユ どぉ?ハゥゥ ドゥウユ どぉ・・・」
虫の声で反復練習していた。
さすがのぼくもあきれて、、、
「君な?それいうたんか?」
するとクロッキが
小粒の汗を額にためてしきりにうなずいた。
あまりにも小さな声で・・・ことばが通じる以前のもんだいだった。
それより僕は・・・
心配して駆け寄った自分が、
とてもいいやつやなっておもえて。・・・
でもなぜかなさけなかった。
・・・・つづく
コメント
2011/07/14 19:16
3. >彦さん
なるほど
返コメ
2011/07/14 19:08
2. >〓徽夜羅〓絡みのない友達申請〓さん
クロッキ
返コメ
2011/07/14 19:07
1. ( *´艸`)
黒うさ可愛い
返コメ