ちょっとあぶねぇお話。(第4話)[爆弾](情けは人のためならず)[うれしい顔]
50代半ば  大阪府
2011/09/25 0:00
ちょっとあぶねぇお話。(第4話)[爆弾](情けは人のためならず)[うれしい顔]
いきなりロサンゼルス市警の集団に取り囲まれて、

窮地に陥っている僕を助けようとして、

スーザンが孤軍奮闘してくれている。・・・

僕はフロントガラス越しから、

小柄な彼女が光ってみえました。

僕爆弾テロリストなんかであるはずがないことを

訴えてくれているのでしょう。><;;;

実は僕とこのスーザンとはちょっと訳ありな関係だったのです。

おー! スーザン。

それはこの大捕物が起こる数週間前のことでした。

深夜勤務の折にスーザンが・・・

痴呆のお爺さんに襲われていたのです。

夜中の3時頃、

病室を巡回していた看護婦のスーザンを突然ベッドに引きずり込んで、

クマのように大きなお爺さんが馬乗りになっていたのです。

僕はたまたま向かいの部屋で、

ごみばこの収集と掃除をしていました。

オープンでバリアフリーな各部屋は、

扉が無く見通しがいいようでも、

奥まった暗がりは案外死角になっていました。

カサカサカサッという絹ずれの音?

人がもみ合うようなきしみ音?

僕は不振に思いその部屋をのぞき込みました。

すると・・・

スーザンが爺さんの下敷きになってもがいていたのです。

必死で抵抗していました。

「へぃ! ぐらんぱー。
ドンドゥザツ。プリーズ。クィットイット!
ドンビーステュピッ!」みたいなことをいっていたようです。

きっとあまりの驚きで、

声にならないかすれ声で叫んでいたのだと思います。

でも、それでも、
病人のじっさんを労(いたわ)るように

諭(さと)すように優しくいっていたようにもおもいます。

とりま痴呆のお爺さんだからと、

僕もたかをくくっていました・・・・・・・が?

えっ?[あせあせ(飛び散る汗)]

爺さんのデッカい手が・・・

スーザンの白いスカートを引きちぎるように、

パンティーを脱がしにかかっているではありませんか。

優しくしている場合ではない。

僕は思いっきり大阪弁で・・・いいました。

「こら!じいちゃん!
なにしとんやぁ。
あああかんやろ。やめんかい。」

僕はとっさに爺さんの手首をつかんだのですが・・・

それよりももっと強い力でぎゃくに僕の手が爺さんに・・・

鷲づかみにされちゃっていました。ぐぇっ。[ドンッ][あせあせ(飛び散る汗)]

すっごい力で爺さんの爪が、

僕の腕に直に突き刺さっていました。 

いってぇー。

血が・・・

でもその隙にスーザンが抜け出してくれていましたから・・・

良かった。

・・・・

そんなことがあって、

僕はちょっと良い格好でプチヒーロモードでした。

ははは

それまでは日本からやって来た汚いヒッピーもどきだったのですが・・・

おかげで少しは優しい目でみられるようになったみたいでした。

そしてきっと・・・、

スーザンもそのことで恩義に感じてくれていたのだとおもいます。

僕を庇おうとしてスーザンが警察官にくらいつく様子はすごかった。

騒ぎの主役が僕じゃなくて、

ほとんどスーザンに移り変わったような勢いでした。

おーーー

スーザン。

いつのまにかみんなが君をみているよん。



・・・・・・つづく
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コメント

50代半ば  大阪府

2011/09/25 10:59

4. >コウ@横浜MkII[バナナ]さん

おー!
スーザン。

すてきで
まじめな
看護婦さんやし。[わーい(嬉しい顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

50代半ば  大阪府

2011/09/25 10:57

3. >☆璃瑠★リル☆さん

いつもありがとう。[うれしい顔]

長くてごめんね。

スーザンとはお友達。

にょ。[うれしい顔][自転車]

50代半ば  神奈川県

2011/09/25 8:49

2. スーザンやるじゃん[わーい(嬉しい顔)][グッド(上向き矢印)]

でもタイトルが気になる[あせあせ(飛び散る汗)]

このあとスーザンに何かが起こる?[あっかんべー]

40代後半  岩手県

2011/09/25 0:49

1. 
こんばん[満室・満席・満車]ちゅ(´∀`)[手(パー)]

やっぱり彦りんとスーザン…[黒ハート]

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