僕の中では、
無文老大師の座禅する様子は、
夕日に染まる富士山のような存在感だ。
ゆったりしたあぐらの膝に
大師の腕の稜線が
枯れ葉の如く流れるようで・・・
雪が溶けて天にのびた坊主頭が
まさしく天を仰いでいるようで・・・
いわゆる半眼なのか?
目を閉じているのか?
ひんやりとした8畳ほどの居間が静まりかえっていた。
僕は上座でありのままな老師に対峙しようとして・・
畳一畳半はなれたところで堅くなっていた。
(それにしてもやすらかだ)
平生から比較的小さく息をしている僕は
さらに小さく息を殺しながら、
老大師の去就を額で凝視していた。
(なんなんだこのじっさん?)
ただ黙っているのではなくて・・・
なにも感じさせないのだ。
(否応なしに知らず知らずおちついていくようだった。)
僕は無礼にも敢えて黙っていた。
といってもそれには僕なりにひとつの訳があった。
それは今で言う〈むかついた。〉というやつだ。(笑)
しばらくして、
付き人なのだろうかそこそこお年をめしたお弟子さんがやってきた。
やってくるなりぼくの真横で立て膝を着いて
苦言をほさぎきはじめたのだ。
まさしく苦言であった。
まるでどこからか紛れ込んできた野良猫でも見下すように・・・
高圧的な態度なのだ。
取材訪問の出だしから僕をむかつかせていたのは
この中途半端に修行中らしからぬこのお弟子さんだった。・・(笑)
・・・・・・・・
望月某日
アポの時間通り、
しめやかな僧門の詰め所から小坊主産に声を掛けた。
この日のお相手は編集長曰く(ほんもの)ということで・・・
僕はいつになくココナッツいりのチョコレートをしこたま食べて出向いた。
・・・が・・・・
訪れたお寺はやたら古めかしくて・・・
気の抜けた本酒のようであった。
むかつくおやじがしゃしゃり出てくるまで約10分前。。。。(笑)
。。。。
コメント
2012/03/27 23:56
7. こんばんはヾ(=^▽^=)ノ
続きは続きは
o(^-^)o
返コメ
2012/03/26 23:22
6. >コウ@横浜MkIIさん
こんばんは。
相手次第でそれほど招かれざる客ではなかったんですけどぅ・・・
無文さんにはちゃんとインタビュー取材して、
ピュアーに記事を書いて掲載もしたんですよ。(笑)
返コメ
2012/03/26 11:55
5. こんにちんこ
招かれざる客なだけに苦言も言いたくなるんでない?
返コメ
2012/03/26 8:27
4. >Burabiだよ~ん♪さん
振り返ってみると・・・
書きっぱなしのお話がたくさんあるのよん。
ぼちぼちぶー。
返コメ
2012/03/26 8:25
3. >きょーたさん
おはようございます。
今年になって2回富士山の側をはしりましたが・・・
あいにく雨で拝めませんでした。
くっきりときれいに見れたんですね。
返コメ
2012/03/26 8:12
2. なんや、妊婦の話かとオモタヨ
返コメ
2012/03/26 1:11
1. こんばんはヾ(=^▽^=)ノ
聞いてるだけで
小坊主にムカつきました。
小坊主
お前がなんぼのもんじゃい
返コメ