母親は１６歳。

とある有名私学に

進学したばかりの優等生でした。


その地域では
他の落ちこぼれ高校の学生とは
格別の待遇で

一目置かれるエリート校でした。


父親は同じ高校の同級生。


本人達曰わく

たった１回の過ちで出来てしまった。


単に叱られるのを恐れてずるずると隠しているうちに。。。

もう処置出来ないところまできてしまったようです。



そしてある日彼らは手を取って男の子の里へ駈け落ち？

と言うよりは逃避行でした。



それはもう親たちは上を下への大騒ぎ。

まさに青天の霹靂だったのです。


事の経緯が発覚して一部始終が露見していくなり

親たちがしたことというのは・・・


まず何よりも隠蔽工作でした。


学校の担任を巻き込んでいち早く休学届けをだし

次に知られないように産婦人科を探し出しました。（女の子の事ですから）

それはもうなりふり構わず・・・（うろたえても仕方はないのかも）



とりあえず？

学内にはしられず

御近所や親戚郎党にもひた隠し

とはいってもごくちかい親族には隠しきれはしませんが・・・


ことを知る身内はみな

起きてしまったことは仕方ないとして

丸くいい方向に治まることをただ祈るばかりでした。


当然本人達や親たちが一番くるしいはずで・・・

周りのモノがとやかくいうべきでもなく、

しずかに見守っていました。



それが・・・



周りの予想をドンドン置き去りにして

彼らの対応は人の道をはずれていったのです。





－－－続きます。