性と欲
それは表層的な意味合いで表現されることが多い。
自分とは異なる性に対しての欲求や欲望である側面でとらえられ
おおむね能動的な行為もしくは願望として具現化される。
つまりシンプルに性を欲する。
それはシンプルなるが故に
人為的な法や倫理で解消されない
性(さが)がある。
つまり性そのものがシンプルであろうとする。
両手で救いきれない欲望に繰り返し求め続け
あるものはどこまでも終わりのない欲求の下部となり
あるものはそれに抗い新たな形や行為を模索する。
そして僕はこのような本能の隙間にあって、
性と欲のシンプルだと思い込んでいた繋がりを破壊したくなった。
性と欲の逆説。。。。
能動的な概念から受動的感性への移行として・・・・・
最近つとに思う
性的未遂の訳になやみながらである。
じつは試行錯誤しながら
すこしずつみえてきたものがある。
もちろん性的発育過程における
極めて自己レベルでの認識においてであるが
恥ずかしながら僕にとつては重要な課題だ。
ヒントは性的快感から醸し出される互いの反応と
むしろそれを弾く反射認識による陶酔だった。