闘病生活から育まれる思い
50代半ば  大阪府
2013/10/06 8:21
闘病生活から育まれる思い
5臓6腑

5体満足

親から授かったこの心身に差し障りなく

健康であればこその幸せがあります。

あって当たり前とつい有り難みを忘れてしまう

それもまた健康なるが故の幸せなんでしょきっと。


これは僕の甥っ子のお話なんですが、

子供の頃より血尿検査にかかり

腎臓に難があってこのかた

幼き頃よりなにかと制約された生活をおくっておりました。


勉学のよく出来た子で

現在京大に在籍していますが

これまた良くできた市大の彼女と仲むつまじく


ふたりして甥っ子の病にむきあっています。

なんともほほえましくもあり心強くもあります。


甥っ子の腎臓はすでに限界に来ており

自宅透析でなんとかかわしている状況でした。


お腹には常に管が通されたままで

そりゃ本人にしても

彼女にとってもとんでもないハンデイ-であったに違い有りません。



彼は子供好きで

子供が何も知らずに彼の膝で暴れたりしても

ぐっと表情を堪えて遊んでやっているのを見たりすると

なんて気質のよゐこだと感心させられるです。



実は

この甥っ子が

今回母親の腎臓を移植いたしました。



なんでも昔と違い親兄弟からであれば

拒否反応を抑えて移植できるらしいのです。


もちろん拒否反応を抑えるお薬は一生飲むことになり

譲り受けた腎臓はどれだけ持つかは未知数ですが・・・



先日本人が約1ヶ月の療養を終えて退院して参りました。

移植した母親の腎臓の機能がよくて

移植されるなり即元気に活動したそうです。


彼は家に帰って来るなり車でドライブに出かけたとききました。






なんだかね



ずっと鋼鉄の下駄を履かされていた子供が

晴れて蹉跌を脱ぎ捨てて

裸足でかけだしていったようで・・・








とてもうれしいのです。





5臓6腑

5体満足

あって当たり前の幸せを

甥っ子のおかげで

ひしひしと感じています。










ぽよ
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