闘病生活から育まれる思い
5臓6腑
5体満足
親から授かったこの心身に差し障りなく
健康であればこその幸せがあります。
あって当たり前とつい有り難みを忘れてしまう
それもまた健康なるが故の幸せなんでしょきっと。
これは僕の甥っ子のお話なんですが、
子供の頃より血尿検査にかかり
腎臓に難があってこのかた
幼き頃よりなにかと制約された生活をおくっておりました。
勉学のよく出来た子で
現在京大に在籍していますが
これまた良くできた市大の彼女と仲むつまじく
ふたりして甥っ子の病にむきあっています。
なんともほほえましくもあり心強くもあります。
甥っ子の腎臓はすでに限界に来ており
自宅透析でなんとかかわしている状況でした。
お腹には常に管が通されたままで
そりゃ本人にしても
彼女にとってもとんでもないハンデイ-であったに違い有りません。
彼は子供好きで
子供が何も知らずに彼の膝で暴れたりしても
ぐっと表情を堪えて遊んでやっているのを見たりすると
なんて気質のよゐこだと感心させられるです。
実は
この甥っ子が
今回母親の腎臓を移植いたしました。
なんでも昔と違い親兄弟からであれば
拒否反応を抑えて移植できるらしいのです。
もちろん拒否反応を抑えるお薬は一生飲むことになり
譲り受けた腎臓はどれだけ持つかは未知数ですが・・・
先日本人が約1ヶ月の療養を終えて退院して参りました。
移植した母親の腎臓の機能がよくて
移植されるなり即元気に活動したそうです。
彼は家に帰って来るなり車でドライブに出かけたとききました。
なんだかね
ずっと鋼鉄の下駄を履かされていた子供が
晴れて蹉跌を脱ぎ捨てて
裸足でかけだしていったようで・・・
とてもうれしいのです。
5臓6腑
5体満足
あって当たり前の幸せを
甥っ子のおかげで
ひしひしと感じています。
ぽよ