特に現在のような通信文化が肥大した世の中では

個人情報の漏洩に緩慢になり

以前によく取りざたされた自己管理がおざなりになりがちです。

それは国レベルでも各個人レベルでも重なって見えます。


ある人はそれを平和ボケと言い

またある人にとっては落とし穴になってしまいます。



老若男女古今東西至る所に

そのようなとても恐ろしいトラツプが

仕掛けられているのです。


それは圧倒的に仕掛ける側に有利で

その手法もまた実行も悪意ある者のなすがまま

狙われればなされるがままなのが世の常なのです。


強者も弱者も

また賢者も愚者も

もちろん富者も貧者も


それぞれの自分自身に対する認識の如何に拘わらず

すべからく平等にこの危機が購（あがな）わられます。


いえむしろ

強者であるという過信や

賢者であるという傲慢や

富者であるという優越に

さらに陰険な落とし穴が用意されているものです。



ところが・・・


この頃というか今の世の中は

そんな一般常識的な対応では通用しなくなっているようですね。


あの１８歳で無惨に刺殺された女子高校生についても言えると思います。



弱者であるという肉体的にも経験値においてもあまりに無防備で

愚者というあまりに無知で

そして貧者といえど情け容赦のない追い打ち


仕掛ける者にとっては具体的に相手なり人となりなど認識する必要もなく

とくに個人が露出するフェイスブックや

ミクシ－やこのワクワクなどの出逢いサイトでは

基本秘匿性があっても個々人の責任においてのオフ会など・・・


よほど相手を見極めないと

ある瞬間から危険なストーカーに変身してしまいます。


僕がここで思うのは、

例えば興味を持ってお会いしたいと感じたり

是非逢いましょうと誘われたとき・・・



その見極めには千差万別

いい人であろうが悪い奴であろうが（好きずき）

またイケメンブサメン変態ノーマルに拘わらず


そんなことはたいした事ではなくて、




なによりも優先して見極めるべき事は



その相手がどれほどの節度をわきまえているのか？




これに尽きるとおもいます。




逆に言えば・・・

節度ある者はつまらなく堅苦しくて敬遠されがちな出逢いの場で

自分自身も含めて相手の節度の多寡をしっかりプロファイリングすることが


言葉がわるいですが・・・



これこそが

自分を守れる唯一の手ではないでしょうか？





もちろん１８歳の少女にこのような配慮は望むべくもなく

かといって

否応なしに無差別にターゲツトにされる状況には

かわりはありません。



これを

世間はたまたまのスケープゴートとして

たまたま相手が悪かったと確率論ですませるのか・・・








明日は我が身

我が大切な人の身のこと






なんですね。






そしてもう一つ悲しむべきは


ことさらに少女の美貌や華やかな芸能活動を話題にする報道のあり方にも

人の価値を値踏みするような姿勢が伺われてならなかったのは

僕のひねくれた見方なんでしょうか？



節度ってここでも


僕たちを試しているのです。

















きっと