拝啓 雌豚様-3-
50代半ば  大阪府
2013/10/27 12:37
拝啓 雌豚様-3-
ゆきの閉ざされた病みのなかにあるもの

それは

母親の虐待であり

そんな母親をきらいオンナに走る父親の苦悶と

そんな両親の離婚であった。


子供だったゆきには身の置き場がなく

オンナにもお金にもだらしない父親であっても

ゆきにとっては

ぎりぎりやさしい父親がせめてもの救いであった。


それでも

それでも


切り立つ崖から放り投げられたような孤独は

とりつく島に手の届かない疎外感は

幼いゆきには

あまりにも無碍でむごい環境であった。






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