▼「お～い
　　なんか変な木馬がとどいたぜ－」

「いらねぇし－
　　すぐ燃やしちまえ－」←トロイの木馬



▼「赤ずきんちゃん－どこいくのぉ？」

　　「ヒサロ行って
　　　　　ネール行って
　　　　　　　キャバの体験」

　　　　　　　　　「いちいちうぜぇんだよ－」


▼「昨日－－－手首切ってしもた」

　　　　「そんな話しききたくないわ。」

　　　　　　　「私のこともういらんのん？」

　　　　　　　　　　「。。。。。。。」

▲たまたま
　　仲良くなって
　　　なんとなく頬寄せてきた女が
　　　　タダ単に精神を病んでいたこと
　　　　　パニック・過呼吸・多重そして不眠症

　　　「私・・・精神病やねん」　
　　　　　　
　　　　　　「ほんまに精神病の人は自分で精神病やなんて言わないでぁ－」
　　　　　　　　　　　←それはむかしのお話

　　産婦人科・精神科・皮膚科・・・・点点と付き添ううちに・・・
　　　　　　　全てをさらけ出しながら僕にすがりはじめる女を
　　　　　　　　　　　　なんども突き放そうとする卑怯なおとこ

　　　それでも眼が三角になって怯え始めた女のホッペタを
　　　　　　　両手で包んで固く微笑みながら口づけをしてまた
　　　　　　　　　　　　何度も口づけをして信じる眼になるのをまってしまう

　たまたま
　　　仲良くなって
　　　　なんとなく頬寄せていて女を
　　　　　こんなに精神を病んでいるからこそ
　　　　　　たとえ微笑み続けることができないかもしれなくても



　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　突き放せない　


　　

※『私にはもう
　　　　彦ちゃんしかいてへんねん。』


言葉が突き刺さる




そしてまた－－－もう一人の女がやってくる。　　　

　　　
　　


「お前なんか　
　　　　いらん
　　　　　　　お前なんか」



携帯越しに
　　声が涙で詰まるのを
　　　　さとられないように。。。