確かにね
あまりお利口さんではなかった。

でも

バカなんかではなくて
幼かったんだとぼくは思う。

そんな幼い少女を
食い物にする奴がいる。

そして
そんな奴の小遣い稼ぎに
乗っかってしまう僕たちがいる。×

(ここは敢えて僕達と言う)

それがー
同じ男として
この女にたいしての
同情であり
申し訳ないきもちだから…(._.)

男は半年ぶりに逢って
直に話がしたいと言う女と

あたりまえのように
ホテルにはいっていた。

そしていつもやっていたように
掌で女のしこりを押さえた。

女はダブルベッドのセンターで
大きな枕を抱え
うつ伏せになってため息を漏らす。

『ぁぁぁ
ぅ気持ちええわぁー』

結局そうなんやねんな
まるで掌が
女の隅々まで知っている。←

ぐったり
ほんとに気持ち良さそうに
身体の力を抜いて

寝言のように呟が続くーーー



『あたしそれでも
あの頃
あの店ですぐに
No.1になったでー笑』

(お前 あほか？)


男は心の中で小さく呟いた。


暫くして

未成年が
飲み代の未収を払う義務が無いこと。
知らされて
女はこの闇から浮かびあがった。


がー


そこからは
お水が生きる最短距離に

なっちまったのねー♪


きっとね
れいのあのキモイ奴に
出会わなければ


『あたしバカよねー笑』

(僕もたいして変わらないわ笑)

『お前 ほんまにあほやなぁー
こんな細いからだで
いっぱい辛い思いして
もっと早く
いってくれれば良かったのに。』


なんかね必要以上に
コッポリしたお尻もみながら

男の目頭が熱くなってました。