今朝がた

姉さんが我が家にやってきました。

年老いた母を
病院に連れて行ってくれるらしい。

我が家には
掛かり付けの先生が
定期的にきてもらっているので

そういうことは敢えてしていません。

はっきり言って切りがないからー

年老いれば筒がなく生きることが
すでに重労働で
体のあちこちが
軋むのは仕方のないことですからー。

かといって
それでは済まされない母の気持ちも
わかる。

母もそんなでは納得いかない。

母の背中をさすれば
湾曲して強ばったように硬く
下手に触れないほど脆いのです。

どうしても
擦る振りをする程度に
なっちゃいますよね。

今でこそ
超スローモーションな老人に
収まってはいるけどー

思えばつい5年前までは
ボーリングのソーシャルメンバーで
平均スコアー180は軽かったものです。

おまけに
近隣のお年寄りが杖ついたり
猫車を押しているのを横目に

サドルを足が着かないほど
高々に上げて
自転車で
颯爽と走り回っていた。

そう

この5年の間のことです。

母は3回転けた。

3回転けて

既に骨は薄く脆く
再生の力も弱くて

もともと湾曲気味だった背中は
さらに曲がったー

あの母がすっかり

縮みました。


ちっちやくなったお母ちゃんは
運動するのもJポップを聞くのも
家ん中

そりゃ1mmの段差にも用心して

自分専用の野菜中心のレシピで
生活ルーティーンは決してブレません。

『もう早くお迎えが来てほしい』が
口癖なんたけど。(笑)

(お母ちゃん
(貴女はきっと
(マダマタ長生きするから
(大丈夫やん

そう僕は心のなかで
いつもつぶやいています。

僕は男だからそう言うことあまり
口には出さないけどー。

その分
二人の姉や家内が
適度に←
相手してくれてます。(^^)ぅ～

そんなこんなの今朝

一番上の姉がわざわざ
母を病院で検査してもらうって
やって来ました。

言いだしたら聞かない母を
迎えに来てくれました。

家内がその様子を見て
なにやら
ニヤニヤしながら
僕にこう言う。

『お母さん、
病院に検査行くだけやのに
もの凄いお化粧してやるわ』

ぼくもﾆﾔｯとなった。


まあね正直な話し
母が元気ハツラツの頃は
家内も相当苦労したと
思います。

なにしろ
往診にくるお医者さんにまで
薬や診断について
駄目出しなどしますからー

お医者さんも
『はいはいはいはい』

で直ぐ帰りはります。(笑)

なんせ下手に薬を出すと
ぼくにネットで調べさせて
お医者さんに意見しますからね。

なら主治医なんていらんやんー
てお話しだけど。。。

でもそこには
母なりの深い訳がー

あるんですね。

それは

もし母に異変があっても
絶対に救急車をよぶなって

自分はこの家で
この部屋で
死ぬから

何があっても
病院に送らないで欲しいって

(^^)ぅ～

無茶言うなよぉー(・_・;

つまりね
その時のために
死亡診断書を書いてもらうために

毎回5分程度の往診に
5000円出して
主治医に往診してもらってる

らしい。←

親父が
病院のベッドで
逝っちゃいましたからー

母は畳の上で自分のベッドで
終わりたいって

それが
望みなんですね。

ぼくのお姉ちゃんなどに言わせると

『そんなもん
倒れたらどうせ訳わからなくなるし
救急車よんでも
本人は解らんわ(笑)』なんて

あっけらかんと言ってのけます。

結局大騒ぎした
今日の検査の結果なんですけど、

胸や腹部の痛みは
神経的なものと老化のせいで

母の体は健康で
異常はないと言うことでした。

母はとても残念そうで〓

曰く
『きっとどっか悪くて
こんなに辛い原因があって
そこを治せばきっと
もっと楽になると
思ってたのにぃー』って

何ともなかったことのほうが

ショックだったようです。


お母ちゃん

貴女は

まだまだ



大丈夫ですよ。




(^^)ぅ～