今だから言えるかれこれ

もう数十年以上前のお話です。

あれは僕が２０歳前半の頃でした。

実は僕
かなり幼い頃から疎外感って奴に
つきまとわれていて、

つまり自分にこれっぽっちも
自信が持てなかったんですね。

その反動もあって
大学卒業を控えて
郵送されてくる就職案内を放置して

なにひとつ
未来の構図や打つべき次の一手が
見つかりませんでした。

て言うかそのまま
なにもわからず納得できないまま
社会にでる勇気とか
割りきりとかなくて・・・

かといってその節目を
やり過ごす事もできず
金縛りにあっていました。

それはあまりにも
当時の世間というのが
本音と建て前が二本立ての正論として
堂々と成立しているようで、、、

現実には
本音は単なる弱音にすぎず
役に立たない理想論という扱いだったと

あの頃の僕の目には映っていたのです。

政治経済主義思想すべてが
未開発でいまだ到達点のない
まやかしに見えるのは

いやそれはきっと
自分が幼く未熟なせいなんや

そう認識しなくては
自分の立ち位置が崩壊しそうでした。

実際に若い僕にはあまりにも
知らないことが多かったのです。

ほんで
おバカな僕は無謀でハレンチな暴挙にでました。

３回生になってあまり
講義にでなくてもよくなったのを機に


いかがわしい出版社で
アルバイトを始めました。
それは

総会屋の隠れ蓑になってる
とある業界紙の事務所でした。

僕は新聞のちいさな募集欄を片手に
その事務所を訪れました。

トントン

ノックしてノブを引き開けるとそこに

初老のメタボな男性と
黒縁めがねに黒いスーツで
いかにもインテリっぽい紳士
(総会屋の親分)と

黙々と机に向かう若い女性２人が
目に飛び込んできました。

それが
僕がドアを開けた次の瞬間に
全員が一斉に僕の顔に点付けになりました。

まるで
アスファルトジャングルに迷い込んだ
カルガモの子をみているよう。

だってその頃の僕はまだ
１６・７歳のこどものようにおぼこい容姿でしたからあ－（笑）


あまりに場違いだったんですね。


ともあれぼくはそこで
その後半年間
とてもハレンチでイケナイ仕事をしながら
世の中の裏側を学び始めました。





・・・・



ほんで
その事務所に居た女性の一人が明美という
ぼくの初体験の人でした。←余談

(^^)ぅ～




当時の僕念珍
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