とてもイケナイお話の続きです ~φ(..)
50代半ば  大阪府
2014/10/22 0:03
とてもイケナイお話の続きです ~φ(..)
あれは確かに

イケナイお仕事でした。

卒業単位も殆ど取って時間を持て余していた僕は

こともあろうに

総会屋が経営する【OO評論社】という出版社で
アルバイトすることになりました。

それは
世のあらゆる組織や業界を餌食に

広告料や協賛金という形でお金をふんだくる
業界紙でした。

まあね

ふんだくるといっても

概ねスネに傷をもつ者が
そこにハマルわけですが(笑)

最初の内は記事の校正をしたり
イラストなんかを書いて
先輩ルポライターの手口を学びました。

その内に名士年鑑や色んな名簿から抜粋して
かたっぱっしからテレアポをとりました。

つまりインタビュー会見のアポイントです。

これね
どの社会でも会社でもいる
長の肩書きを持つ面々がねらいでした。

こんな感じです。

『初めまして。
OO評論社のOOと申します。
このたびは先生の経営理念を是非我が社
の誌面で
ご紹介させていただきたくてご連絡いた しました
是非インタビューさせていただけないでしょうか?』

ポイントは
・OO評論社という誰もが知ってそうな名前
・高慢な人物ほど好みそうな理念というまがまがしい文言
・そして極めつけが-インタビューという有名人っぽい申し込みです。

まあね
巷にあぐらをかく俗物ほどその気になりはりましたね。

僅か20歳そこそこの若造の僕でしたが、
世の中をなめてましたようで。。。

そりゃもう
手帳とミニレコーダーとOO評論社専属ルポライターの名刺
これら3つの神器を持って

偽物から偽善者
偉人から本物といわれる人まで
色んな人にアタックしましたよ←怖い者知らず

例えば
大阪の自民党本部や上場企業の取締役とか
とても高名な僧正様とか現役の衆議院員議員とかにも
学生ポイ正論をぶちかましましよ。

それがさ

いわゆる本物って言われる人達って
軸に揺らぎがなくて
ちゃんと答えてくれはるんですね。

そんな中で
僕がまじで感銘を受けた人は

今は亡き山田 無文老師でした。

飄々として大きく座禅を組まれた姿が
今も脳裏に焼き付いています。

実はね

その時を最後に

僕のイケナイお仕事に終止符を打ちました。



あの時に知りました。

この世の中には
本物と言われる
誰しもが認める人がいるってことを・・・・


まあね
腰掛けでバカを承知で始めたアルバイトでしたが
たいしたお金にもなりませんでしよ。(笑)


それと同時になんと
偽物の名士が多いことも知る事に
なったんですね。


その後僕は卒業するなり
僅かなお金を腹巻きに入れて
ロサンゼルスの放浪の旅に

出ることになっちゃいました。







うへぇ~
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コメント

40代後半  京都府

2014/10/22 0:27

2. その老師の出逢いは宝物ですね[ほっとした顔]

30代前半  埼玉県

2014/10/22 0:12

1. 面白そうな人生歩んでますね!!

日記楽しく読ませてもらってます(*^_^*)

文才尊敬です(≧∇≦)!

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