卒論の面談でした。

教授が３人。

僕の適当にやっつけた卒業論文を

手に手に

なんとも訝（いぶか）しげな

半ば見放したような口調で

こう言われました。

『きみね～
　たかがこの作家の作品に　
　　こんなに哲学用語を引用する必要が
　　　あるのかね？』

あっ？
作品がじゃなくて、僕が哲学にはまっていただけなんです。（笑）

やばい

すんごい険悪な雰囲気になって・・・
僕も次の言葉を用意しはじめていました。

すると他の教授が間一髪助け船を出してくださいました。

『まあ確かに哲学的観点からのアプローチもいいけどね、、、
　　それにしても君
　　僕たちに哲学辞書でも読めっていうのかね？（笑）』

あっ？
たしかにその頃５cmくらいある哲学辞書を
よみふけっていたのが
見透かされた。この人。

オマケに卒論の７０％以上がその受け売りだったもん。

だって

【すべての創造は模倣から始まる】

って言いますやん。

するともう一人の教授がチクリとイヤミをいいました。

『あのね
　おもしろい箇所もあるんだけどね　
　　不適切な引用が多いですね
　そもそもこの現代作家って－－－２流なんだよね』

ガビーン！！！

ビンゴやん。

だから適当にやっつけたらあかんねん（笑）

やっぱ
教授って
あなどれませんね。（爆）


僕はもうこりゃ
留年やなって覚悟

決めましたよぉ－



それがさなんだろ？


卒業出来ちゃいました。


さては
彼らも適当にやっつけはったみたいです（笑笑笑


きっとお目こぼし？ってやつなのか
それとも
呆れてほっぽりだされたのか？

真相は
わかりません。




でも
ほっとしたのは
事実です。




だって
イケナイアルバイトも止めて
その直ぐ後に
ロサンゼルスに行こうってきめてましたから・・

とりあえず卒業はクリアーしたんですが・・・
僕にはもう一つ

心残りがありました。それは

イケナイアルバイトの事務所で仲良くなった

明美という
女性のことでした。




(^^)ぅ～