今で言う

携帯見ちゃった≦日記をこっそり読んでしまいました。←最低

ぼくが明美のアパートに
いりびたるようになってなんとなく

それは
あまり男女を意識しない
友達ブラスアルファ～な間柄でした。

明美のアパートそれは

それはそれはボロボロで
共同便所に
共同炊事場

大きな玄関には
乱雑にばらまかれたスニーカーが
所狭しと放置されていました。

あっ？－僕の靴？

明美がいつも直ぐ
６畳一間の部屋にもって上がってくれてました。

そんな明美に僕はどんどん
沈没していったんですね。（笑）たぶん

その日
明美は夕方から駅前のスナックで
アルバイトでした。

明美が
『１２時には帰ってくるから・・・待ってて？』
って

『もし出るんやったら・・・ここに鍵入れてるから』
って

ドアの上にあるブレーカーボックスを
教えてくれました。

えっ？

その時まだ

童貞だった僕にはそれが
具体的に意味する事をイメージできていませんでした。

ただひょっとしてという漠然とした期待みたいなものは
ありましたけどね

むしろ
なんかおりいって話しが
あるのかなぁ－とか

夜中に帰って来たときに
誰かに居てて欲しいのかなあ－とか

そっちでした。

それで成り行きというか流れのままに
明美の部屋でお留守番？

なんか自分がチワワかポメラニアンになって
家主を待ちわびる室内犬になったような
妙な気分になってました。

う～

ゴメン
チワワは引き出しの下着なんて見ませんよね。
ポメはかつてにアルバム見たりしませんよね。

魔が差してました。

魔が差して・・・
つい明美の日記をみつけてしまったんですね。



ほんで僕



泣いてました。



明美が書きなぐった日記には
この
６畳一間の生活が始まるまでの
いきさつが

それより増して
中絶してしまった
産んであげれなかった赤ちゃんへの

許しての文字が
ページをめくってもめくっても

続いていたんです。






・・・・
ごめん