僕は明美の部屋にひとり

取り残されました。

何もかも好奇をかき立てるような
女性のプライバシーが
僕をそわそわさせていましたよ。

窓際には明美の下着が干されていました。
棚には生理用品が無造作に置かれていました。
カラーボツクスの机につけまつげや口紅とか
その他よく分からない溶液の瓶が並んでました。

何からなにまで・・・

女の香りがプンプンするでは
ありませんか。

おい？これって
こういう放置プレイかもしれません。

僕は一人っきりなのに
落ち着けませんでしたね。

だから
とりあえず
引き出しのなまめかしい下着やスカートを見て
気持ちを静める事にしました。

だって気になることをやっちゃえば
だいたいおちつくでしょ。（笑）

それにどうせ
そういうのが脱衣カゴに丸見えだし。。。。←言い訳

そもそもどうなんやろ？
男を自分の部屋に残してアルバイトに出ちゃうなんて、、、

でもね
バカもしながら
明美の事がどんどん近くなってくるようでも
ありました。

そりゃね服も下着も化粧品も
パンツの臭いも持ちものなどの女らしさも

全てが明美そのものでしたから

なんだか明美の取り扱い説明書が
そこには満載でした（笑）←悪い奴

そこで
明らかにそれとわかる明美の日記帳を
読むなと言われても

そんなの無理

どんなに利口なワンコだって
目の前に大好物を放置されたら
たべちゃうやん。

あまけに僕は
ワンコほど忠実ではないし・・・

ていうか
むしろ明美はそれも含めて
僕にさらけだしたのかも
しれませんね。

そしてまんまと？
日記を読んでしまったかもしれない僕

それは
愉しげな学園生活から始まっていたんですよ
それがパラパラっととばしたら
中程から
白紙と白紙の間に
乱れた息づかいが伝わって来ました。

明美がひとり大阪に逃避した一部始終が
そこに記されていた。

いや
これ読んだらあかんわって
何度も閉じては
とうとう全部
読んでしまいました。

時間はもう午後１１時になってました。

もうじき
明美が
帰ってくる。

若くて軟弱な僕は
とてもうろたえて
いっそ逃げ出したくなっていたものです。

あっという間に１２時が過ぎて

明美が帰ってくる音が
廊下のきしみが近づいてきました。


う～－僕は

慌ててタヌキ寝入り
しました。

明美はスナツクのお相伴で
しこたま酔っていました。


そして
ベッドに
潜り込んできたのです。
あっという間でした



その時すでに明美は
着てたもの全てをはぎ取るようにぬいで
いたようです。

あっ？
あっ？

ぼくの背中にすべすべした
明美の肌が
ここちよかった。



う～