あれは
かれこれ5年ほど前のことでした。

我が家のワンちゃんが
老衰と病気でなくなりました。

ワンちゃんとは
ペット・ショップで出会いました。

その時はまだ
生後3ヵ月の仔犬でした。

そうまさにそれは
出会いでした。

そのお店には、たまたま
子供達とぶらっと入ったのですが。。。

3頭の柴犬が戯れているケージの前で
子供達が釘付けに
なったんです。よ

めちゃくちゃ可愛いやん〓

それがワンちゃんとの
最初の出会いでしたぁ～。

子供ほそれゃーもう
ワンちゃんにかぶり付いて
全力でワンコ達の虜に
なってました。ね

親としてはそこを
なんとか遣り過ごそうと
子供の手を引っ張ったり
気をそらせたり
あがいてみたのですが……

子供達の粘りもさることながら
仔犬の愛くるしさに
僕だってほだされてました。～(*´ω｀*)

とはいっても
ペットを飼うって
生半可ではだめです。よね

こどもにはその事の大変さと
責任の重大さを言い聞かせてました。

ちゃんと面倒を見れるのか？
何度も念をおしました。

子供のことですから
そんなん上の空・・・でして。(笑)

そこで
困った時のお母さん頼みで、

『わかっー
おかあさんが
飼ってもいいよってったら
飼ってもええよ♪←』

とつい口が滑ってました。
あっ？根負けした。やん

ていうか
娘ちゃんは
その時ケージにいた
お気に入りの仔犬をすでに
決めていたみたいですけどね(笑)

おとうちゃんはかん完敗でした。

その日から
あやつも我が家の一員に
なったんですね。

血統書の名前は
雄【玉の錦号】でした。

そこで呼び名を
玉にするか錦にするか
家族みんなで悩んだりしたものです。

その時
娘ちゃんが素朴な質問。

『錦ってなんやのん？』

そこでなんも考えていなかった
おとうちゃんの素朴なお答えです。

ワンコの金玉を摘まんで言いました。

『それはなぁ～
ほら
この玉玉みたいな
模様のことやね』

もともとが変な名前だったので
即みたのが玉玉で
成る程玉玉が錦模様だったんです。

あれ以来きっと
娘ちゃんにとって錦って
ワンコの金玉模様に
なっちゃてたと思います。

おとうちゃんがごめんだった。

さて
その後の世話は
お兄ちゃんは絵に描いたような
三日坊主でしたが、

娘ちゃんはーなんと
散歩に連れてったり餌をあげたり
よく面倒をみてはりました。

とはいっても
高学年になるに従って

結局は

殆んどおかあさんが
みることになっちゃいましたけどね。

それはそれはもう
雨の日も雪の日でも嵐でも
朝6時と夕方6時の毎日2回

ワンコの散歩を
欠かしたことがありません。


そんな奥さんを
僕は心の中で密かに

尊敬しています。(^^)ぅ～内緒

勿論ボクだってたまには
散歩に連れて行きましたけどぉー

そんな折滅多にないことなんで
ワンコの喜びかたが違ったりします。
すると
お奥さまがとんがったりするんですね。

『.あんたなぁー
いつも世話して一番かわいがってるの
私やでぇ～(・_・)』

なんてワンちゃんに
言い聞かせてはるんです。(笑)
↑
地味に嬉しかったです。

そして
そんなあワンちゃんでしたが・・・

足腰が立たなくなって
とてもつらそうな声で
呻くようになりました。

それが
お隣さんから
鳴き声が煩くて眠れない
私を殺す気かぁー
って
抗議されるようになりました。

お医者さんからは見放されてましたし

仕方ないですよね。
とうとう水も飲まなくなって


今では会社の裏の空き地で
眠っています。

ワンちゃんとの出会いと別れって
どこにてもあるお話です。

ほんできっと
もう暫くは飼うのが
辛くなるよなぁー

一番手をかけていた奥さまこそ
ほんな思い入れが強かったと
思います。(´・ω・`)

あれから5年
子供達もそれぞれに独立して

最近ねふと
奥様が
洩らすんです。

『また犬をかいたいなぁ～( ´△｀)』
って

でね僕はすかさず言ううんです。

『しやけどお前
またあんなに世話が
大変とちゃうんか？』

奥様はニッコリ笑うだけでした。

そうか
今度は僕ももっと
一緒になって育ててみようかと
思い始めています。






(^^)ぅ～ワン