今日
２０１２年以来２回目となる
６歳未満の子どもからの臓器移植が
実施されました。

その小さな体から
心臓と肺と肝臓
そして腎臓など４種類の臓器を摘出して

それぞれ移植を待つ患者さんのもとへ
搬送されたということです。

そして記者会見で彼女のお父さんのお話を
何度も聞き返しました。

聞けば聞くほどにその
深い考え
熱い思いが伝わってきます。

その中には
６年未満というあまりに可憐に駆けた
娘さんへの慈しみがみちていたように
おもいます。

成長を夢見て育てられた娘さんの
生きた軌跡を髪の毛一本涙ひとしずく
無駄にはしたくない

そんなご両親の思いが
ひしひしと
伝わってきます。


こんなに悲しみのどん底から甦るような
気高く僕たちを救世する決断があるでしょうか・・・

彼女の生きてる証しが
これからさらに引き継がれて
喜びに繋がりますように

祈ります。


このお父さんのお話を
何度も何度も
読み返します。




もし我が子が
臓器移植でしか助からない疾患を持って
生まれてきていたら、
私どもも臓器提供を
必死に待ち望んだことでしょう。
しかし臓器提供をする人が
あらわれなければ、
それは叶（かな）いません。
人はいつどちらの立場に立つか分からない。
だからこそ、
娘は今、
臓器提供が可能な立場にいるのであれば
提供しよう、
と考えました。




救うこと、救えること
そして僕も救われている事に気づきます。