ラブホ編～大阪の街に灯がともる

まだ5時だというのにもう
すっかり夜です。

高層ビルの谷間を走り抜ければ
彼女の待つ十三です。

阪神高速環状線から
出入橋を横切ります。

空港線に入って淀川を渡る頃には
さらに夜が更けて
灯(とも)るあかりも色とりどりに

街行くひとも艶やかです。

十三と言えば嘗ては大人が憩う街
今も残るキャバレーやアルサロが
お水の世界を燻(いぶ)し出します。

ここでは
夜はまだまだ序の口なんですね。

そんな街の一画に
彼女さんの職場があります。

今日は業者さんとの打ち合わせで
6時前の合流となりました。

いつものように
彼女さんを拾っていざ
尼崎のラブホへと

20分程のドライブから始まります。

この間合いって大事なんです。

彼女さんは
職場のことや友達のことなど
僕は
たとえば奈良の彼女のことや
先日の心肺蘇生のことなど

あれこれ話すわけです。

この人は
人一倍空間認識能力が高くて
互いの脳裏に描いた絵の中で

囁く程の小声で
広くやり取りできるんです。

但し
うっかりつまんないことや
気に入らないことをすると

それはとてつもなく
煩い女にもなるんです。ね(笑)

若いけど侮れない。ねん

この子ともいつのまにやらもう
長いお付き合いになっちゃてます。

彼女が19歳の時に仲良くなって
もう23歳になりました。

この関係もあと
よくて3年くらいでしょうか？

来年には
彼女さんの歯の矯正も終わり

いよいよ本腰で
婚活も始めるようですから～(´・c_・`)

それまでは
彼女とのラブホデートは
楽しく優しくいやらしく

なんですね。(^^)ぅ～