顔を油で黒く汚し

作業着はペンキで汚し

まるでビルの清掃オバサンみたく

たて肘でタバコを吹かす。

この女

とても20代前半とは思えない。(笑)

ぼくにはよく解ります。

自分も真剣に仕事ができるし、
そんな自分をちゃんと見て欲しい。

この5年の付き合いで
何度も壁にぶち当たっては
焼けになりボロボロになり
こわれる・・・

その都度嗜め突き放せば
引きこもる。

引きこもれば数カ月
眠剤と安定剤に溺れて
昼と夜を見失います。

有り体に言えば
意思が弱くて辛坊が足りないだけとか

もっと貧しくて恵まれなくても
頑張ってちゃんとしてる子もいてる。
とかって
だからダメな子はダメって

言ってのける
それが世間様。

それはこのよな
明暗表裏一体なワクワクゾーンでも

世間様の道理が勝っていますよね～。

たとえば
僕がこのお姉さんとラブホな仲である
この一点がクローズアップして

この子の本当の姿が
見え難くなるのは致し方の無いこと。

でも
それだけじゃー
ないんですよ。

若いお姉さんに
鼻の下を伸ばして振り回されてる
って思われても
仕方がないですけどね(笑)

それもあるんですけど

もうひとつ
本当の所はー

彼女の必死にもがいて
空回りしながら努力している
わずか一ミリの成長が

ぼくの目には
見えて

時々目頭が熱くなったり
するんです。

バカー(ノ-_-)ノ~┻━┻

せめて
キャバで朝帰りなら
毎日はむりでも
職場に来たときは
時給分の仕事を
しっかりさせてやること。

それくらいしか
現実
力になってはやれないんですね。

勿論彼女も
作業着につつまれれば
一部の隙もなく
別人のように仕事をしてはります。

(^^)ぅ～

そりやー女の子やし
難しいことはできませんけどー

それなりに
ドリルの穴開けや
ガス管のネジ切りや
鋼材の寸法切り等々～(´・ω・`)

教えれば無我夢中です。


おい？
そんなこと女の子に させるか？

そうなんです。
ぼくの仕事はこんなんで、
君にさせてやれることはー
こんなことしかないねん。

『こんな仕事でもええんかぁー？
ごめんなー』

って言います。(^^ゞ

するとね彼女はこう返すんですよ

『なんでもええから
ちゃんとした仕事がしたいねん
言われたことは
がちでけてるやろー？』

確かに
ただし
これをコツコツと
続けることがまだ学習できて
いないんですね。(笑)

だって
世間が見るのは
彼女のキャバやラブホの姿だけなんですから～



せめてさ
こんなワクワクの
やんちゃな大人だけでも

お姉さんたちの姿を
真っ直ぐみる努力を
してあげて
ほしいです。



(^^)ぅ～