ラブホな会話~(´Д`)
雨
よく降るね
って
彼女が言った。
矯正の針金で
滑舌の悪いせいか
うまく聞き取れない僕は
ん~ふふ
と
適当に相槌を打つ。
別にそれで良かった。
彼女が
二人きり車のなかで
今について何かを言って、
その声に
僕がなにがしら
反応する。
かりに
そこで僕が
ラッスンゴレライと
言ったとしても
彼女はその続きらしきことを
繋げていくに違いなかった。
ほんとに
よく降るね
今度は聞こえた。
そやな
夕方からとうとう本降りに
なってもたね。
ん~ふふ
こんどは
彼女が返した。
ラブホの暖簾が濡れて
重々しく陰になった駐車場を
隠していた。
あー?
車が、一杯やん
文字どおり
湿気混んでるみたいやね(笑)
あっ?
あそこの端っこ
空いてるぅ~( ´△`)
ラブホの駐車場って
なんでこう狭っ苦しいんやろね
他のお客さんと
かち合わないように
そそくさと飛び込む。
彼女は
僕ほどには気にしていない
パネルには
空き部屋が辛うじて
二つ残っていた。
これが僕達のラブホな
流れ作業に
なっている。
彼女が
素早く部屋を決める。
僕が
読み取りの悪いメンバーカードを
挿入してる間に
彼女はエレベーターを確保して待つ。
部屋に雪崩れ込むまで
それは一連の儀式のようなもの。
無言劇だ。
彼女は入るなり
温調お湯はりTV歯磨き
僕は
彼女の靴を揃え
ベッドカバーを畳み
肌着になってベッドに転がる。
まだだ
全てが当たり前のように流れて
唇が触れる瞬間まで、
何事もないのが
あえて気持ちよかったりする。
その瞬間
軽く触れたのを皮切りに
熱く一気に脱皮したかのように
重なる。!
ここに
一週間のクビリに
強烈な連結のシナリオが現れる。
台詞は全てが
ラブホな会話だ。
そして
暫く獣言葉に
墜ちてゆく。
紛れもなく
おすとめすがラブホに宿る。
コメント
2015/03/19 1:42
2. ああァ~
もっと まったり ロングでせんとやで~
で~ 何回戦も
おねだりに応えてくれまつねん
ベーターの中でチュッ
お部屋入ってすぐにまたまたチュッ
キャーッ
あっ バカボンちゃん
自重家長せな
奥さんのアンテナはバリ3〓やで~(笑)(笑)
返コメ
2015/03/19 1:27
1. いつも疑問に思うんやけどなぁ~♪家で嫁はんと、一体どんな会話するん?←(これは禁句か)、、嫁はんにバレん方法、教えておくれやす(///∇///)
うちはバレたら、包丁でメッタ突きされますww
返コメ