ラブホな会話～(´Д｀)ぅ｜ワクワクメール

ラブホな会話～(´Д｀)ぅ

メールぅ
返したぁ？

唐突な呟きだった。

それはいつになく深く入って
身も心もほろ酔い加減な
ラブホの帰りだった。。。

時間も遅いし
この日の食事は安上がりに
済まそうと僕は目論んでいた。

が

この日は何故か
お刺身が食べたいぃ～( ´△｀)

と
先手を打たれていた。ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ

その
創作小料理店のカウンターで

なんの予告も繋がりもなく

メールぅ
返したん？

確かにそう
彼女が呟いた。

(なんやそれ2週前の話の続き？)

僕は黙って
桜鯛の薄造りを大名掴みしながら
彼女の眼球をチラッと盗む。

そういえば
彼女の先輩のコッチャ君から
半年ぶりの粉かけメールが来たことを
彼女に打ち明けていた。

(い、あのことか？)
一瞬だけ間を置いて

もう
返してへんでぇー

と
早口で答えた。

実際
他の女性からのメールも
ラインも一切返していなかった。

けど

数年前までのことを
あからさまに承知している彼女への
後ろめたさから

なかば必死で
冷静を装おっていたわけだ。

今はもう
ラインもメールも
頻繁にやり取りしてるのは

君だけやし！

君だけやし！←しまった

内心余分な一言に
掴んでいた刺身をごっそり
落としてしまっていた。

えっ？
彼女の横顔が
ほころんでいた。(^^)

なんだ？
このクールな女が
OPAでコートを買ってやった時のような

満面の嬉しい顔をしとるやん

見たぞ！

それで充分だった。

ほんの数年前までは
女友達同士のことは明かさず
まして裏事情など
おくびにも出さなかった。

それが最近では
仲の良かった飲み友の痴話話しを
ぼくに告り暴露するなんて
正直驚いた。

その女からのメールを返したのか
気にしていたのだ。

なんだか
窮屈だがー
悪い気はしない。

女同士の付き合いの
少しだけ内側に入るのを
許された感じだ。

勿論そこまでだ

そこから先には
剥き身になった互いの神経組織が
無防備で

たとえ小指でも
振れれば挫滅する。

桜鯛の薄造りは
真鯛よっか安い分
いまいちやねー(笑)

これまた
意表を突かれた

(^^)ぅ～ドキっ
ほんまやなぁ(ノ-_-)ノ~┻━┻

この日は
安く済まそうとしてたこと
見抜かれていた。

あはは
来週は3000円ちょっとで済む
串にしよー。