先日のフランス東部で起きた
痛ましい航空機事故を見て、
およそ３０年前の逆噴射事故を思い出しました。

（以下ウキペディア・フリー辞典より抜粋編集しました。）　

【逆噴射事故】
事故の原因は機長の操縦でした。
機長が機体の機首を下げ急降下したために
滑走路の手前に墜落するという
前代未聞の事故でした。

そもそもこの機長は、
まだ副操縦士であった頃に始めて幻覚を見ており、
初期の精神分裂病・うつ状態・心身症などという
診断を受けていました。

事故直前には
「ソ連が日本を破壊させるために、
　二派に日本を分断し、血なまぐさい戦闘をさせているんだ」

などの強い信念を抱く程だったようです。

事故当日の乗務中
「敵に捕まって残忍な方法で殺されるよりも、
自分から先に死んだほうがマシだ」

という妄想で恐怖に震え
暫くしてようやく現実に戻るという
不安定な精神状態にあったようです。

そして事故は次のようにして引き起こされました。

羽田への着陸に向け高度200フィート
副操縦士が「ミニマム」とコールアウトした。
本来は
「ランディング」（着陸する）または「ゴー・アラウンド」
（復行する）と答えますが
機長は
「チェック」とだけ答えました。

そして、
機体は200フィート以下に降下、

「イネ、イネ、……」という言葉が
機長の頭全体に響き渡ったといいます。

機長はとっさにこれを

「死ね、死ね、……」
との命令と理解し手動操作に切り替えて
操縦桿を押し込んでエンジンを逆噴射させました。

悲劇の急降下です。

航空機関士が
直ちに機長のこの異常操作に気づき、
機長の右手を叩いて止めさせ、
リバース・レバーを戻しそうとしましたが

時すでに遅く

8秒間足らずの異常操作が
悪夢を招きました。

8時44分7秒、
日本航空350便は
滑走路進入端から510メートル手前の東京湾に
墜落しのです。

そして滑走路直前の浅い海面に
機首から墜落しました。

機体は機首と機体後部で真っ二つになりましたが
墜落現場が浅瀬だったため機体の沈没は免れました。

この墜落により
乗客・乗員24名が死亡、149名が重軽傷者をだしました。

ドイツ旅客機の墜落事故では
副操縦士の異常行動によるものだったそうですが・・・
その張本人も犠牲者と共に亡くなりました。
格安航空会社からは先行保証金として

とりあえすわ一人当たり
６４５万円が支給されるそうですが、

今後更にその管理責任が問われて然るべきでしょう。

さてそこで気になったのが
一躍万人のしることとなったあの逆噴射機長ですが、、、

調べてみました。

片桐機長は精神鑑定により精神分裂病とされて
心神喪失の状態にあったとして

不起訴処分となったようです。

松沢病院に入院。
数年後になってようやく解雇されるまで
日本航空の年金を受け取り、
その後
葉山の自宅で悠々自適の生活を送っているらしいです。


今回の事故もあわせ
犠牲者の方々にとって
なんとも
やり場のない人災でした。




ただただ
ご冥福を祈るばかりです。