我が家のご先祖様のお墓は

現在
車で20分ほどの
比較的まだ近場の霊園に
あります。

でも
かつては
岡山県は三陽自動車道に隣接した
小山の半分でした。

それはそれは
遠くて
なかなか参ることもできなくて
当時は

地元のお百姓さんに
墓守りをお願いしていました。

ところが
三陽自動車道が横切るというので
公団がその小山を買収したのを期に

岡山県から大阪府下の
現在の場所にお墓の引越しを
したのです。

その時
僕はまだ
小学生だったとおもいます。

他の家族が
あまり乗り気ではないなか
父に無理からに付き合わされて
訳もわからずについて行きました。(笑)

1泊2日の旅でした。

お墓に辿り着くと

小山の天辺で
其らしい場所の土を見繕って

ぼんさんが言いました。

ーーここらへんにしときましょうか？

そう言って
念仏をむにゃむにゃ
むにゃむにゃ・・・・・・・・
むにゃむにゃむにゃむにゃ・・・

長かった(-_-)

湿気た山あいで
僕はｵｼｯｺをしたくなって

でも父に
お墓でオシッコしたら
ちんぽが腫れるぞ！
とか脅かされて

かといって
一人で山を降りるのが恐くて

はやく念仏がおわってくれ
などと罰当たりなことを
お祈りしてました。

子供心に
あんな土を真剣に拝んではる意味が
解るよしもありません。

あまりにも古すぎて
なにもかも朽ち果てていて
遺骨も土に帰っていて

わざわざきたのに
手ぶらで帰れないやんーみたいな

うわぁーっ！
大人てって面倒くさい
とか
子まっしゃくれた僕は

ただただ膀胱を刺激しなように
我慢していました。

う～(*´ω｀*)やだ

そして
ようやく山を降りた僕は
田んぼの畦道から
水田のカエルめがけて

撃ちまくりました。←
でそのあと結局
ちんぽが腫れたのを覚えています。

ダメよ
カエルさんに
オシッコかけちゃー

それはさておいて

あの時
父がちょっとおおきな白い封筒を
おぼんさんに渡していたのを
見逃しませんでした。

子どもながら
あれはおカネやなって
解りました。



なぜかおぼうさんが
念仏をあげて
お小遣い貰ってるのが
不思議でしかたありませんでした。


あの頃
・・・・・

そして明くる日

大挙して大阪の墓地へと
向かいました。

おい？
お父ちゃんてば
ほかにも兄弟がおるのに
なんでまた僕をつれていくのよ？


う～(*´ω｀*)


・・・・続く