あの世も銭次第か?パート5
50代半ば  大阪府
2015/06/13 19:25
あの世も銭次第か?パート5
思えばあん時

岡山の元墓で
いわゆるお精根抜きをしてもらい

こちらの
大阪の新しいお墓に
移すことになったわけですがー

これって
ご先祖様を偲び敬い
後の子子孫孫へと繋ぐ

現世の人の思いがなせるわざで
仏の道であり
人の精神的支えだっり
するんですね。

そもそも
ぼくの両親は
若くて生活に遊びに傾倒する間

あきれるほどの無宗教無政府で
当時の言葉で
モガモボでしたから、

そんなもんどこ吹く風かぁー
だったんです。

それがなんと
歳を取るにしたがって
前世や来世を気にし出し
ルーツ探しをはじめたわけです。

これ
よくあるパターンやね。(笑)

そしてこの時
お墓のお引っ越しとなりました。

とはいってもそんなこと
他の兄弟などは
そ知らぬ顔で、
まだ幼稚園に満たない
末っこの僕だけが

引っ張り出された
と言うか
参加させられたんですね。

まあね
親に言わせると

僕はそそっかしくてー
独りで置いといたら
どくなことをしなかった。←らしいです。(笑)

事の経緯はこれくらいにして、
では再びお話しは
現場にもどります。


僕がつまづいて
小坊主が壺を落としたせいで、
壷の中にタマが入ってないことが
わかりました。


(ほな、タマはどこにあるんやぁ?)

幼い僕は
大人の不可解な言動になかば
愛想をつかしはじめていました。

う~(*´ω`*)つまんない

こんな墓石だらけの所に
連れてこられて、
小坊主には睨まれてるし
両親には無視設定されてました。

その時でした

おぼんさんがおまじないを唱えながら
指を弾きました。

パチン♪
パチン♪
パチン♪

それは真言密教でよくやる
呪文の手法なんですけどー。
こどもの僕にはどうみても
へたくそな指パッチンでした。

ーーえぇーっ?
指パッチンなん?

まさか
おぼんさんが真面目な顔で

ーー指パッチンするなんてー
ぼんさん、ポール牧か?


僕はつい小声でつぶやきました。

すると


小坊主の肩が

カタカタ
カタカタカタカタ
カタカタカタカタ

震えてました。←うけた(笑)\(^^)/





その日

僕はとうとう

タマを見ることはできませんでした。

でも
家に帰ってから

おかぁちゃんに
オオメダマを戴きました。わ





う~(*´ω`*)
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