はじめから
ｶﾞﾂｶﾞﾂ来る人は苦手です｡
紳士なおじさま、
おにーさまがすきです


そのプロフは
こんな感じで始まっていました。

彼女の身長は
160オーバー

スタイルは
普通で

写メは
ビシュアル系で
音楽のアートディレクター風でした。

なによりも印象的だったのは
際立ったアイラインで
トゥエンティーフォーのクロエのような

なにか思い詰めた眼差しでした。

僕は益々
興味をそそわれていきましたね。

早速

ワクワクの機能の一つ
お気に入り書き込みアラートに登録して、

彼女が今度また募集すれば
わかるようにしておきました。

そうしておけば
そのひとが募集履歴を削除しても
こちらのメールboxには残りますから

それが果たして
どれだけ常習なのかわかります。

それと
募集時の心境とか経緯などが

その人がだしている呟きや日記と
照らし合わすと
リアルとビジュアルとのギャップや
その信憑性とかが
浮き彫りになったりするんですよね。

これね
あくまでも温かく
善意を持ってのプロファイリング

ってやつです。

ここではまず
彼女が軽いお小遣い稼ぎとか
さくらなんかじゃなく
ましてや
セミプロでも業者でもないってことが
看て取れました。

むしろ
ロムればロムるほど

ある意味
空しく自暴自棄で

まるで、
孤独感からの逃亡者のように

僕の目に映っていました。

《あぁ、この子
間違いなくなにかに追われている。やん》

そんなある日

彼女の掲示板に
書き込みがありました。

ロムし始めて1ヶ月目のことでした。




【だれか？
カラオケでもお食事でも
連れていってもらえませんか？】



僕は

この時


痛いほど


胸騒ぎを感じました。




う～(*´ω｀*)



～つづく～