確かに

何だかんだ言うのも
あれこれするのも

肌を合わせてしまえば

男と女

乱暴ですが話しは速いです。

彼女の口からラブホが出てきて
一気にアダルトな方向に進みました。

それはあくまで
ぼくが提示したシナリオの一つでもあり

多少の躊躇いは有りましたが
もとより
優しいおじさんでも
クールなおじさんでも
また
いけないおじさんにでも
なんにでもなる用意はありました。

とはいっても

ラブホで

もっと寛いでお話しをするのか
ただマッサージだけでもしてあげるのか

その先は
僕の中ではまだまだ
フレキシブルでした。

待ち合わせ場所からラブホまでは
信号を右折して一筋入ればすぐでした。

ラブホ街に入り込んで
これは彼女の想定内なんだなと
知りつつ流されていきました。

入ったのは
以前奈良の彼女と入った

中の下ランクのラブホでした。

全室白が基調の
こじんまりしたラブホです。

駐車場に着いてから

「ここでいい？」

と改めてそう聞くと

「おまかせします(..)」

そう言って
エンジンをきるのを
まっているようでした。

やはり詳細委任ながら
流れはすべて
彼女に握られていたようでした。ね

そして
部屋に入ると

不思議なくらい
瞬く間に
距離が縮まりました。

彼女は肩に食い込んでいた
大きなショルダーバッグを
ソファーに下ろし、

まるで自室に戻ったように
深々と腰を落としました。




～つづく～