ラブホ編～流れ星翔んだ｜ワクワクメール

ラブホ編～流れ星翔んだ

ほんの
一瞬にも満たない。
流れ星が翔んだ。

日常を脱け出した棲みかには

なにかお願い事を
するよしもなくて

たしかに流れるのを見たと
それぞれの胸の内に納めます。

会いたい気持ちを
最小限の表現でほのめかす

そこを越えてはならない
関係なのは
日を追う毎にひた隠す。

それが
ラブホに流れる星になります。

「３週間ぶりやしドキドキするね(^.^)」

僕は随分抑え気味に
そう書いて

弛いスタンブを張り付ける・・・

なんの疑問もなく会い続け
いつの間にか５年が経ち

ほぼ毎週ラブホに通いだして
丸１年になっていた。

彼女からのリスポンスも弛い。

「なんかね、
ちょっと会いたいもんな ^ ^」

そのちょっとが
小さな棘のようで
心に刺さる。

ほんのはずみで始まった
こんな関係は

なにごともはっきりさせない
配慮がなくてはならないもの。

それが小さな刺になる。

♂解ってる、好きやわ♀

そんな光線が後ろ姿を
照らします。

そして昨夜も
ラブホの棲みかに

流れ星が翔びました。。