清っちゃんがひさしぶりに
故郷に帰って来て～

昔のように
あそこへ連れていけと言う。

清っちゃんは
とても不器用で変に真面目過ぎて
女性には面白味も魅力にも欠けるやつですが、

まさか
のぞまれて婿養子に入った筈なのに
奥さんの実家を追い出されるなんて

世も末だ。(^-^)v

子供の頃からいつもニコニコしていたし。
微笑むとイ・ソジンのような
大きな笑窪が可愛かったのに。

奥さんの実家のお父上と折り合いが悪くて、
とうとう出てしまったって
本人は言ってる。←

おまけに
人の2倍3倍はエッチが好きな奴なのに
子どもができないなんて・・・

今更（種無し）とか言われちゃ～ね

おい？
そんな痴話話ししながら
信太山新地にひた走る

（君が怖いよ。）

「仕方ないよー、
かえって肩の荷がおりたで、、」

おい？
その年になっても
笑窪は健在やね。う～(*´ω｀*)

あっ？
僕のETCカードを、勝手にいれるなよっ！」


まったく憎めない奴なんです。

清っちゃんと近畿自動車を一路
信太山新地へは約40分位です。

途中大津北道に分岐してすぐ
蛍池で降りて
下道を26号線に向かっていけば

もうすぐそこ。

筍が
なんかやたらムズムズして
なだめるように押さえてしまいます。(笑)

「あっ？またETC通ったやん！」


そこで清っちゃんが神妙な声になった。

「ほんとはな、
外で結構遊んでしもて、
家内にもバレバレでー（笑窪）
仕方なかったんよ。ー（笑窪）」

（やっぱりそっちか）

そう言いながら
昔に覚えてたあの近道をしっかり抜けていく
清っちゃんでした。

僕はまるで
タイムマシーンに乗ったような
不思議な気分になりました。ね

僕達チンポコ少年団が
時を越えて
信太山新地に現地調査に行くぅ。

「南海電車沿いの駐車場にはいって！」

信太山新地には
界隈に3つの駐車場があるのですが、

南海電車沿いの駐車場は
入って300円払っても
駐車券を渡せば
旅館で200円バックしてくれるんですよ。
←余計な勝報

勿論黙って200円戴きました。(笑)

と言うわけで
ようやく現場に到着した
僕達チンポコ少年団。




今回目指すのは
雑誌などでも人気の
甚久（じんく）でした。

ここは僕がかつて
2番目によく遊んだお店なんですが
ユナちゃんという熊本出身の
粋なお姉さんが居てはりました。のよ

どうせ行くなら
懐かしいあの娘が
まだいるかなぁー？って

ワクワクだったんです。

車を降りて僕達は足早に
スーパーマンの足取りで
路地に突っ込みました。

あっ？
清っちゃんのほうが早かった！(笑)

さあー

路地を曲がると
そこは
ガラッと雰囲気が変わって
間口の広い玄関がずらり。

夜ともなれば
そりゃー
明かりが灯り
まさに妖しい色町に
なるんですねー。

えっ？
真っ昼間やん。(笑)

狭い路地裏にびっしり立ち並ぶ
お店の前を通る度に

やり手ばば様の
呼び声が絡みます。

「ちょっと！お兄さん
いい子おるよ！」

昔と違って
今では
ばばあ様と言うより君でもええよくらいな
若いお姉さんの客引きが
多くなってますけどね。

（よし！目指すは甚久や
あの角を曲がって三軒目や～(^_^)）

そしたらさ
これは紛れもなくばばあ様が
見咎める声がとんできました。


ドキッ！Σ(; ﾟДﾟ)ドキッ


「ちょっとちょっとちょっと！
兄ちゃん！何処いくのん？」


それは三つ目によく遊んだ
末廣旅館のやり手ばばあ様でした。




うっわっあ～Σ(゜Д゜)
みっかった！




～つづく～