割り切り賛歌(番外編)~残り火 (その3)
50代半ば  大阪府
2015/07/30 11:42
割り切り賛歌(番外編)~残り火 (その3)
いつもなら

口汚く

「やかましい!」とか
「余計なお世話じやー!」とか
「あほとちゃう?」なんて

即行悪態をつく筈でした。

あつは
意外と神妙でした。

(傷つけたかもしれない)

寧ろ僕のほうが口吃り
すぐにでも謝れる準備をしていました。

すると
もっと意外な答えがかえってきました。

「それ?
どないにするん?
やり方わからんわ。(..)」

実は
僕にもわかりませんでした。

僕はただ人に聞いたり
ネットでぐぐったりして
これに侘りついただけで、

薬局で聞くのも幅られて
黒いビニール袋に積めて
慌てて飛び出しましたから・・・

それはほんとに
恋人でも夫婦でもないのに
そんなしてもよいのか
恥ずかしいのか

不思議な間合いでした。

「えっ?いいの?
やってみるぅ?」

やはり立ち止まると気まずくて
僕はそそくさと
焦ってセペの箱を
開封したんです。

そして参考図のとおりに組み立てて
ああなるほどてした。

あいつもそれを見て

「ほな、やってな、、、」

そう言って
バスルームに消えていきました。


・・・・





~つづく~
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