思い出した。

あの女は

お風呂から出るなりうつぶせになって

バスタオルを肩にかける。

はなっからお腹に枕をひいて

携帯ゲームを始める。

そうだった。

あの女。

思い出した。

あいかわらずコツポリと

格好良く突きだした臀部は

やや乾燥肌気味にスベスベしてた。


やはり



小股が

きれていて。。。



そう


右側の大Ｏ唇の方がすこしはみだしている。

（真後ろから丸見えだ）

目を細めて
その芸術的な造形を鑑賞しながら

手の腹で女の背筋を
左右に押し分けるように
揉んでやる

すると女は

携帯のゲーム画面を放置して

枕深くに顔を沈める。

お互いに
久し振りのラブホだった。

おそらく
僕の手の感触を思い出しているに
違いない。

それはワンパターンだが
かえって新鮮に映る。

そもそも
とても口が悪くがさつな女が

甘えるような声で

－－あんんん－－と言う。（ギャップだ！）

結局
おんなはいつも
伸身後ろ閉め小股を
せがむ。

仕方がない。

彼女の場合

ここからの侵入角度が
スムーズなのだから。←後ろ付き


僕は
腕立て伏せに明け暮れた
あの
柔道部のトレーニングを
思い出す。


日頃は
口が悪く

ーあほか？
ーなんでやねん？
ーおもろいやん！


この３つしか言わない女が

この時ばかりは

ーあん
ーアン
ーAnnn


としか言わなくなる。


右の頬と左の頬を交互に
まくらに埋めながら
時折おでこをこすりつける



そして


一瞬とまって

（気持ちええわぁ－）

なんてため息を漏らす。

それが女のワンパターンだ。

僕の手首は腕立て伏せで
もう限界にきているのに



これでまた

辞めるわけにはいかなくなる。




（ほんまに気持ちええなあ－）



と言い返す。




このタイミングだ


女は
頭上にある二つの四角い袋を
手探りでつかみ


ピンクとシルバーのどちらかを見比べて
匂いをかいでから

一つを僕に差し出す。



もうつけてぇ－。


そうだった
思い出した。



これが


いつでもええよ
という合図でもあった。



僕は気持ちが良くなり始めたばかりで




付け渋る


わざと激しく女の頭を揺さぶって
ごまかす。


すると


差し出した手を落として


そのまま受け身の体勢にはいって


ＡｎＡｎＡｎ－－－


がまた
始まる。



でも



やはりこのままでは


おわらない。



女が怒る。



－－こらぁぁぁ
－－はよつけんかぁ
－－ぼけぇ



でででたぁ－－－



潮時だった。（笑）


あっ


じゃなくて

それが
いよいよ付ける僕のタイミングだった。



う～(*´ω｀*)